[Pro Shop インストール・レビュー]メルセデスベンツ GLC(根本俊哉さん)by イングラフ 後編
ドアのエンクロージャー化による中低域の充実に対して中高域をバランスさせる意味でも中域の強化は欠かせない要因だったようだ。適材適所に狙いに沿ったシステム拡張を施しているのもベテランらしい超ハイレベルなインストールとなった。
◆音楽プレイヤーやDSPなども厳選しシステム全体を高音質ユニットで揃える
充実のシステムを完成させた根本さんのメルセデス。フロント5ウェイやラゲッジへの10台ものモノラルパワーアンプの投入など、目的のためには既成概念を覆したオリジナルのシステムを組む姿勢を貫いてきた。そんなシステムの音源として選んだのは定評のあるDAPであるA&KのSP300。普段使いからオーディオコンペまでをオールマイティに活躍する高音質ソースとなった。
DSPとして採用したリゾルトのM-DSPの小振りなコントローラーはセンターコンソールに設置。ドライバーが手を伸ばせば自然に操作できる位置を厳選してスマートに取り付け。小振りで目立たないコントローラーなのでコクピットのイメージも崩していない。
フロントスピーカーの厳選やフロント5ウェイにも及ぶマルチウェイ・スピーカーシステムの構築、さらにはドライブするパワーアンプのセレクトなど、システム組み&インストールにこだわって作り上げたメルセデス。その後も進化を続け、取材後にはリメイクも果たしている。根本さんの高音質への追求は今後も続いていく。
土田康弘|ライター デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後に出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務。独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連などのライティングを手がけ、カーオーディオ雑誌の編集長も請負。現在もカーオーディオをはじめとしたライティング中心に活動中。
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