ベリンジャー、カブスからヤンキース入り「チャンス逃したくなかった」ドジャース時代同僚あの男から刺激
カブスから、トレードでヤンキースに移籍したコディ・ベリンジャー外野手(29)が19日(日本時間20日)、オンライン会見に応じ、トレードの経緯や新天地での意気込みなどを語った。複数の米メディアが報じた。 「野球人生は短い。ヤンキースはスポーツ界でも最高のフランチャイズ。興味を持ってくれていると耳に入っていたし、このチャンスを逃したくなかった。うまく(トレードが)成立して嬉しい」 父クレイ氏は、1999年から3年間ヤンキースに所属し、計181試合に出場した。当時、家族はニューヨークに住居を構え、ヤンキースが世界一になった2000年には、幼少時代のコディ少年もフィールドに降りて、セレブレーションに参加。マイナーリーグのバットボーイを務めたこともあり、球場のファミリー・ルームの記憶もあるという。親子で同じ背番号「35」のピンストライプに袖を通すこととなり、「父もすごく興奮していた」とベリンジャー。MLB公式サイトのサラ・ラングス氏のXによると親子でヤ軍に所属するのは、デール・ベラと父ヨギ、アイク・デービスと父ロン、マーク・ライターJrと父Srに次いで史上4組目という。 ヤ軍では主に右翼手、一塁手、DHとして起用が期待される。ドジャース時代の同僚でユーティリティープレーヤーのE・ヘルナンデスの名前を出し、「彼から色々学ぶことができた。外野でも一塁でもチームに貢献できるなら、どこでもやる。全てがエキサイティング。組織、ファン、球場、雰囲気。アメージングなこと以外見当たらない」と、前向きに語った。 MVPを獲得した2019年に47本塁打を放った強打者も、ここ数年、本塁打は減少傾向。「それが自分にモチベーションになる。これまで成し遂げたことと、今後更に出来ることは自分がわかっている」。同僚となったジャッジ外野手とのMVP争いも注目だ。
報知新聞社