セルタDFミンゲサ、ベッカムのような右足クロス&FKで大活躍…バルセロナは1000万ユーロで買い戻し可能
セルタDFオスカル・ミンゲサ(25)が、今季ラ・リーガの序盤戦で大活躍を見せている。 バルセロナの下部組織出身であるミンゲサは、同クラブで戦力外になった2022年にセルタに移籍(移籍金は600万ユーロ)。ガリシアのクラブで、これまでも主力としてプレーしてきた右サイドバックだが、今季にブレイクを果たす気配がある。 ミンゲサはラ・リーガ第4節までで2得点3アシストを記録。第2節バレンシア戦(3-1)、第3節ビジャレアル戦(4-3)で1得点1アシストずつ、第4節オサスナ戦(2-3)で1アシストを記録したが、とりわけビジャレアル戦の活躍が凄まじかった。3-4-3のシステムで左右両方のウィングバックを務めるカタルーニャ出身DFは、まず31分に直接フリーキックから右足を振り抜きゴールを記録。さらに80分には超精度の右足クロスでDFカール・スターフェルトのヘディング弾をお膳立てしている。 ミンゲサは右足のキックを駆使して、チームの攻撃の鍵を握っている。ビジャレアル戦ではアシストの場面だけでなく、ペナルティーエリア内に送るクロス、前線へのフィードやパスのほぼすべてがチャンスにつながるかのようだった。現にスペイン『アス』は、同試合の選手別評価で「ミンゲサの本当の名前はデイビッド・ベッカムだ。全員にそのことを納得させた」と記している。 この目覚ましい活躍によってスペイン代表にも招集されたミンゲサだが、将来的にバルセロナに復帰する可能性もあるかもしれない。スペイン『マルカ』によれば、バルセロナはセルタがミンゲサを売却する場合、その移籍金の50%を手にする権利を有している。セルタとミンゲサの契約解除金は2000万ユーロに設定されており、もしバルセロナが買い戻す場合には、解除金の半分となる1000万ユーロを支払うだけで実現できるそうだ。 バルセロナは今夏、DFジョアン・カンセロのレンタル延長を目指すなど右サイドバックの補強に動いていたが、サラリーキャップの問題で断念していた。もしかしたら冬の市場で、ミンゲサを獲得する可能性もあるのかもしれない。