早大学院が4得点と危なげない戦いを見せ都立杉並総合に勝利
9月22日、 第99回全国高校サッカー選手権大会の東京都予選1次予選2回戦、早大学院対都立杉並総合が行われ、シードで2回戦から登場の早大学院が4得点と危なげない戦いを見せ勝利し、ブロック決勝進出を決めた。 【フォトギャラリー】早大学院 vs 都立杉並総合 早大学院は5番中原健太、4番塩田陸都、2番桑原祥が後ろからボールを動かし、10番平部総大が高いアジリティで広範囲に駆け回る。そして9番角能俊介が絶対的エースとして前線で待ち構える。 都立杉並総合は前線を精力的に動く9番田村太暢、小回りの利いた11番嶋谷有偉、中盤で技術を発揮する10番市川玄太が攻撃で絡む。DFラインでは12番伊達崎翔唯が対人を跳ね返し、GK伊藤賢成が正確なキックで攻撃の第1手を担う。 最初にチャンスを作ったのは前半11分の早大学院。9番角能俊介が中盤後ろ向きでボールを得ると振り向きざまにシュートを放ち、ゴールにはならずも都立杉並総合へ脅威を与える。更に同13分、早大学院は10番平部総大が右サイドでボールを得ると強烈なシュート。しかし、これは都立杉並総合GK伊藤賢成が見事な反応を見せゴールを許さない。早大学院にゴールの匂いを感じる展開が続くなか、試合が動いたのは同15分だった。早大学院2番桑原祥が都立杉並総合GK伊藤賢成が弾いたボールを押し込み、先制に成功する。 その後、早大学院はDFラインと中盤でのポゼッションにプラスしDFラインからの正確なフィードで左サイドバックの裏を突く。じわじわと主導権を握ろうとする早大学院に対し、固めた守備からしっかりとロングボール仕様にセットした攻撃で都立杉並総合も応戦。しかし、次の1点も早大学院に。同22分、早大学院は9番角能俊介が相手のDFラインの隙を突き裏のスペースでボールを受けると豪快にシュートを放ち左サイドネットを揺らし、2-0と都立杉並総合を突き放す。前半はこのまま2-0で終了し、早大学院リードで折り返す。 後半開始直後、1点を返し波に乗りたい都立杉並総合は10番市川玄太が相手のDFラインの隙を見逃さずスルーパス。11番嶋谷有偉が触れば1点というシーンを迎えるも早大学院GK岩田翔真が飛び出し間一髪クリアでピンチを凌ぐ。その後は早大学院が右サイドの10番平部総大を中心にチャンスを作ると、同9分には11番小櫃敬斗の放ったミドルシュートがバーを叩くなど攻勢を増す。試合が動いたのは同13分、早大学院がペナルティアーク左外でフリーキックを得ると13番藤田悠の放ったキックは右上角、言わば神様コースへ突き刺さる完璧なフリーキックで、リードを3点に広げる。 ここで押し込む早大学院は同14分にも11番小櫃敬斗が華麗なターンから強烈シュートを決めて4-0とし、勝利を大きく手繰り寄せる。一矢を報いたい都立杉並総合は同17分、9番田村太暢がミドルレンジでバウンドしたボールをショートバウンドで叩くが、これはゴールポストに嫌われノーゴール。 終盤、反撃の兆しも見せた都立杉並総合だったが、このまま4-0で早大学院が勝利しブロック決勝進出決めた。