サッカー界“No.1級フィジカルモンスター”がピッチを去る プレミア経験ゼロでも大人気だった22年
サッカーゲームの影響もあって大人気に
21日に行われたリーグ1(イングランド3部相当)の昇格プレイオフ決勝、サンダーランドVSウィコム・ワンダラーズの一戦は2-0でサンダーランドが勝利。かつてはプレミアリーグ常連だったサンダーランドが来季のプレミア・チャンピオンシップ昇格を決めた。 当然話題はサンダーランドの方に集中しているが、敗れたウィコム・ワンダラーズでも注目したい選手がいる。 今季限りで現役を退くことを決めた40歳のFWアデバヨ・アキンフェンワだ。この名前を知っているサッカーファンも多いだろう。プレミアリーグでのプレイ経験を持たない選手ではあるが、サッカー界でもNo.1級のフィジカルの持ち主として有名なのだ。 サッカーゲームを通して世界的に有名な選手になったところがあり、そのパワーはサッカー選手とは思えないレベルにある。英『The Guardian』によると、アキンフェンワもゲームの影響が大きかったと振り返っている。 「僕のピッチ外におけるステータスは、ピッチ内よりも大きい。テレビゲームのFIFAで誰のカードを最も楽しみにしているかとのアンケートがあって、僕かメッシの戦いとなり、僕がメッシを倒したのを覚えている」 大きすぎる体はサッカーに向いていないとの指摘も受けたようだが、アキンフェンワはスウォンジーやノーサンプトン・タウンFC、現在まで所属してきたウィコム・ワンダラーズなど、下のカテゴリーで22年にわたってキャリアを続けてきた。 残念ながら1部の舞台でそのパフォーマンスを見ることはできなかったが、アキンフェンワのキャリアはサッカーファンに強烈なインパクトを残したはずだ。
構成/ザ・ワールド編集部