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スマートグラス業界が絶望的すぎて、Googleにさえ期待できなくなってしまった

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ギズモード・ジャパン

本当は期待したいんだけどね。 カナダのスマートグラススタートアップNorthが、Google親会社であるAlphabetと買収に向けて話し合いをしているという報道が、海外メディアからでています。現在、調整の最終段階で、買収額は1億8000万ドル(194億円弱)。 Northにとって、買収はきっとありがたい話なのではないでしょうか。Northが展開する一般消費者向けスマートグラスFocalsは苦戦していましたから。ネタ元The Global and Mailによれば、アジア人・黒人の顔のつくりにうまく馴染まない、まつ毛が長いとレンズに当たるなど、そもそもスマート以前のメガネのフレーム段階ですら問題を抱えていたそうですし。

いろいろうまくいってなかったNorth

Focalsのウリの1つにフィット感のカスタマイズがありますが、これけっこう面倒なんですよね。米Gizmodo編集部でもトライした人がいますが、実際にブルックリンにある路面店に行かないといけないし、カスタムメガネ作るのに2週間かかるし、できたらできたでストアに受け取りにいって最終フィッティングしないと持ち帰れないし…。さらに、度入りだとメガネできるのに6週間かかっちゃうし。昨年秋には、ストアに行かなくてもカスタマイズできるARアプリをリリースしていますが、これで購入までのプロセスが楽になったかは怪しいところ。絶対ほしい!という人以外は、まず入手するのが面倒臭いので離脱です。また、The Global and Mailによれば、購入した人でも、不具合のあった場合、交換や再フィッティングではなく、返品という処置をとった人が多かったそうです。 返品する気持ちも納得で、入手まで面倒な上に、実際使ってみても機能や使えるアプリが限られていた、または設定なしで手軽に使えなかったんですよね。スマホと同じような機能が搭載されてはいるものの、スマホと比べると使い勝手がわるい。明るい場所でスクリーンが見にくい。メガネでショートメールはできたけど、受け取る側にはまったく知らない番号から送られてくるってのもありました。というわけで、手に入れるのも使うのも、とても便利とはいえない状態にあったわけです。 2019年1月にFocalsリリース後、価格を1000ドルから600ドルに値下げ、さらに2月には社員を150人解雇、カナダ政府からの1800万ドル投資がなくなるなど、Northが困窮していたのは明らか。昨年末には、初代Focalsの販売をやめ、次世代の開発に注力すると発表していましたが、その次世代とやらは今のところまだでていません。

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