30代男性のリアルな妊活事情。男性不妊、妻とのコミュニケーション、育休どうする?【yoi×MEN'S NON-NO】
妊活は共同作業。夫婦の絆も深まった!
山口: 子どもが生まれたあと、皆さん育休はどうする予定ですか? 友人の中でも、育休取得をしていたり、育休は取らずともパートナーとお互いにリモートワークを併用しながら協力していたりと、いろんなケースを聞きます。 Aさん: 僕の勤めている会社では、男性でも長い人では1年間の育休を取るので、最低でも3カ月の育休を2回取る予定でいます。できれば6カ月取りたいなと思っています。 山口: 2回に分けて取るんですね。 Aさん: ちゃんと子育てに参加したいので最低でもそれくらい必要かなと。妻は1年休む予定でいるのですが、妻が仕事に復帰するタイミングで僕が育休を取り、仕事の復帰のサポートをしつつ、保育園に向けた準備をできればと思っています。 木村: Aさんの会社は、育休を取りやすい環境なのですね! 男性の育休取得率増加のための企業の取り組みについて紹介している記事もあるので、ご興味のある方はぜひ読んでいただきたいです。 Bさん: 保育園問題、ありますよね。東京ほどではないのですが、福岡も人口が増えてきているので、なかなか保育園が見つからないんですよ。僕の会社はそんなに長く取れなさそうなので1カ月を2回に分けて取る予定です。 山口: 地方は東京に比べて、ジェンダーの不平等を感じることが多いと思いますか? 妊活や育児の面でも感じたことはありますか? Bさん: 僕を含め僕のまわりにいるメンバーは、東京の大学に進学して地元に戻ってきたタイプが多いのでそこまで感じませんが、地元にずっと住んでいる男性の同級生は妊活や育児に積極的ではない人が少なからずいます。 木村: 妊活をして子どもを授かったことで、ご自身の中で何か変化は生まれましたか? Bさん: すごく苦労したので、生まれてくる子どもに対しても妻に対しても、大切にしたいという思いがより強くなりました。 Aさん: 僕は仕事中心の生活をしてきたので、今までと同じではいけないという感覚はあるし、変えようと思っています。 Bさん: それに、妻とは妊活を乗り越えた今のほうが確実に絆が強くなりました。 Aさん: 僕もどんどん仲良くなっていくのを感じています。 Cさん: 二人の話を聞いて、改めて妊活に向き合うことの大切さを感じました。夫婦がお互いに何を考えているのかを伝え、会話をすることが必要だということもわかったので、これを機にもっと妻と会話する時間を増やしていこうと思いました。 山口: 月並みですが、妊活はどちらか一方が頑張るものではなく、二人の共同作業なんだということがよくわかりました。僕に素敵な相手が現れて、一緒に子どもを作りたいと思ったときの参考にさせていただきます! イラスト/喜田なつみ・MIDORI KOMATS(木村と山口の似顔絵) 取材・文/菊池美里 企画・構成/木村美紀(yoi)・山口 朗(MEN'S NON-NO)