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日本で起きた「衝撃の猫238匹・多頭飼育崩壊」…深刻な問題の構造

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現代ビジネス

札幌の一軒家で猫238匹…

 今年の春、札幌の一軒家で238匹の猫が保護されたという衝撃的なニュースが流れました。多頭飼育崩壊というのは、これまでは多くても数十匹でした。ブリーダーでもない人が、200匹を超える猫を飼っていたのは、初めてではないでしょうか。 【写真】衝撃…女性に大人気「フクロウカフェ」のあぶない実態  次から次と流れる多頭飼育崩壊をマスコミ経由で知らされた私たちは、異常な事件は自分とは縁もゆかりもない人がしたことだと結論づけているのかもしれません。ただ、動物好きの人は、動物虐待とは何かを知らないとこのようなことに陥る人もいるかもしれないのです。  当初は、「かわいそう」という気持ちで数匹を飼っていたのですが、避妊・去勢手術をしないで、密閉された空間だったことで、いつの間にか莫大な数になってしまいました。  多頭飼育崩壊は、ネグレクト(飼育放棄)になり、動物虐待になるのを知っていますか? 多頭飼育崩壊による、動物虐待について考えてみましょう。  札幌市北区の一軒家には、50代の夫婦が住んでいました。  この夫婦は、事業を失敗したため家賃を滞納したので、大家さんは、家を明け渡すように求めました。その後、大家さんが、その家を訪れたところ、大量の猫を発見しました。そこには、なんと238匹もの猫がいました。  動物管理センターなどのスタッフらが立ち入って猫たちを保護しました。生きた猫以外に、2階の床には猫の骨が大量に散らばっていました。つまり共食いをしていたのですね。

多頭飼育崩壊の現場とは?

 筆者は、室内で18歳のミニチュアダックスを飼っています。シニアなので、トイレ以外のところで、排泄をすることもあります。フローリングにペットシーツを敷き詰めていまが、1匹ですが、それでも世話は、たいへんです。  多頭飼育になると、犬猫のトイレの世話だけでも、時間がかかります。その上に、食事の世話もあります。このように、多頭いると、簡単に飼育崩壊になるのです。  具体的には、多頭飼育崩壊の現場は以下のようになっています。 ---------- ・室内に入るとまず、排泄物の臭い、きついアンモニア臭がします。 ・嘔吐物もあります。 ・放し飼いの猫のケースは、壁やふすまなどは、ビリビリに引き裂かれています。 ・床にはおびただしい数のごみ袋が放置されています。 ・ハエ取り紙には、びっしりと黒いハエがついています。 ・ハエが飛んでいます。 ・共食いをしているケースも多く、骨が散らばっています。 ・遺体があれば、ウジやハエがたくさんいます。 ・ゴキブリなどもたくさんいます。 ・多頭飼育では、近親交配が起こる。 ----------  閉鎖された空間に、避妊・去勢手術しないで犬や猫がいえれば、交配をします。犬猫は親と子でも関係なく交配します。近親交配を繰り返すと、奇形になる率が高くなります。  この札幌の多頭飼育崩壊の猫は、白い毛の子が多く(真っ白毛の子は、先天的に耳が不自由な子が多い)、耳が聞こえにくい子が多くいたそうです。  飼育環境が、このような悲惨な環境になっています。

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