風船1000個、大空へ 浜通りの子どもたちの願い込め 広野
広野町のNPO法人ハッピーロードネットは六日、町内の常磐自動車道・広野インターチェンジ近くの広場で、子どもたちの願いを込めた風船を飛ばすイベントを開いた。 東日本大震災からの復興や新型コロナウイルスの早期収束を願い初めて実施した。広野町のふたば未来学園中・高の生徒ら約百人が参加した。 西本由美子理事長が「震災から十年を前に、新型コロナに負けないというメッセージを広く発信したい」あいさつ。参加者は、浜通りの子どもたちが古里復興への願いや将来の夢を書いた紙をくくりつけた風船約千個を大空に飛ばした。 広野町のふたば未来学園中三年でバドミントン部の関根翔太さん(15)は「全国大会で優勝するという目標を書いた。これからも練習を頑張っていきたい」と笑顔で語った。