ロータスからEVスポーツモデル第2弾登場!ポルシェ タイカンのライバル?「ロータス エメヤ」の全情報!
しかし、シュトゥットガルトを拠点とするEVが「エメヤ」に対して田舎道で持っていたわずかなリードは、遅くとも充電ステーションでは失われてしまう。というのも、ポルシェが「タイカン」で320kWの充電能力を持つようになったとはいえ、「エメヤ」はここで簡単にショーの主役になる。バッテリーは102kWhと大容量で、モデルによっては485~610kmの標準走行が可能だが、10~80パーセントの充電には最良の場合18分で十分だ。ポルシェがまだコードを引っ張っている間、ロータスはロードの王者としてすでに大きな距離を走っている。
そしてレジに着く頃には、ロータスの方がすでに笑いものになっている。たしかに、イギリスのエキゾチックカーに6桁の金額は大金だ。しかし、エントリーモデルの106,400ユーロ(約1,810万円)でポルシェが提供できるのは、より遅く、よりパワーのないベーシックな「タイカン」以上のものはほとんどない。そして「エメヤ R」の15万990ユーロ(約2,570万円)は、例えば20万ユーロ(約3,400万円)を超える「タイカン ターボS」と比較すれば、絶対的なバーゲンである。 「エメヤ」がどれほど重くなったかはともかく、これなら決断は簡単だろう。そして、フェラーリやポルシェを精神的な兄弟と見なしたこの遅咲きの勝利で、コーリン チャップマンは結局安らかに眠ることができるのかもしれない。
結論
すごい!スポーツカーメーカー初の電気SUVである「エレトレ」で、ロータスはすでに昨年、ハンマーがどこにぶら下がっているかを大競争に示した。そして「エメヤ」で、英国勢はさらに上を行く。もちろん、これは軽量構造よりも贅沢なものであり、コーリン チャップマンの理想とはもはやあまり共通点がない。しかし、時代は変わりつつあり、「エリーゼ」はとっくにオールドガールとなり、記憶の中だけに生きている。「エメヤ」によって、ロータスは新時代へと完全に突入した。
Thomas Geiger