埼玉・大野知事が会見 緊急事態措置を一部緩和(全文1)県立公園は小型遊具が使用可に
一部を緩和した理由は?
東京新聞:幹事社の東京新聞です。まず1点目なんですけれども、今回、要請の一部を緩和した理由、背景をあらためてご説明をお願いいたします。 大野:聞こえます? 大丈夫ですね。今回、私どもとしても5月7日に緊急事態宣言の延長が議論されたときからでありますけれども、われわれとしてもどのような施設が、例えば緩和可能なのか、あるいは新生活様式宣言もそうですけれども、どういった形でより安心な社会的機能を取り戻していくかということを議論させていただいてまいりました。 そのような中、今回の39の県についての緊急事態宣言の解除を受けて、これをきっかけとしてあらためて見直しを進めさせていただき、従前から議論をさせていただいてまいりました博物館、そして美術館、そして図書館、こういったもの。あるいは学校の再開もそうですが、さまざまなものについて議論をさせていただいた結果、現時点では閉架式での図書館の再開、あるいは屋外の公園の大きな遊具については、どうしても人が集まったりしますので、より小さな遊具について、これを再開する。ただ、遊具を触った手で感染が拡大することもあり得ますので、そこには注意書きを付ける。こういった措置を施した上で今回再開するということが適当だという合意に至ったものであります。 また、今回ということで言えば、数日、2日ほど前ですか、県の専門家会合に所属されている先生にこの措置についてお伺いを立てて、それは問題ないだろうというステップを踏ませていただいたのが、この最終的なタイミングというか、時期的な最終的なところになっています。
人が大勢集まらず、感染リスクが低いためか
東京新聞:やはり国のほうで博物館や図書館に関しては再開を認める通知があったかと思いますけれども、それを受けてということなのかっていうのと、人が大勢集まるような施設ではないという、感染リスクが低いと考えてということで、今回の博物館や美術館等の対応に至ったという認識でよろしいでしょうか。 大野:そのとおりでありますが、ただ国が言っているように博物館や美術館はわれわれは今、今回含んでいませんので、図書館ということでありますので、われわれなりの状況を把握した上で、博物館、美術館でも実は換気効率とかまったく同じではありませんので、それも全て議論した上で、今回については図書館と公園ということで合意が見えたということであります。