埼玉・大野知事が会見 緊急事態措置を一部緩和(全文1)県立公園は小型遊具が使用可に
出口戦略を明確な形で定めた
この安心宣言によって、徹底して、そして受け身ではなく、つまり何人になったから何をするではなくて、自分たちでより減らしていく。積極的にみんなで取り組みを進めることで、より多くの事業者が社会的機能を発揮し、県民の皆さんが可能な限り早く安心できる生活を取り戻せるよう、こういった、いわば出口戦略、Exit theoryを明確な形で定めさせていただきました。 この共通宣言については、ダウンロードをして、今日からでも全ての事業者の方にご利用いただけるものでございますので、例えば事業所、あるいは働く者と共に経営者の皆さんが合意をしていただく。さらには、お仕事の現場だけではなくて、お店等を利用される消費者の皆さまに安心していただく、そのためにも貼付をいただく。宣言日とお名前を書いて貼付をいただく。そういったことが可能となるものでありますので、県民の皆さまのご協力をぜひお願いをさせていただきたいと思いますし、仮に今日、緊急事態宣言が解除されるとなっても、これは有効な形で機能させていただきたいと思っています。 次に、緊急事態措置の一部緩和であります。新型インフルエンザ等特別措置法に基づき、本県では緊急事態宣言の下、緊急事態措置を実施しているところでありますけれども、政府における基本的対処方針の変更を踏まえて、県民の皆さまの健康的な生活を維持するため、措置の一部の緩和を決定いたしました。現在使用停止等を要請している市町村立の施設のうち、図書館については適切な感染防止策を講じることを前提に、事前予約による図書の貸し出しを措置の対象外といたします。なお、県立の図書館のほうにつきましては、19日から事前予約での貸し出しを再開いたします。 また、県営公園については適切な汚染防止策を講じることを前提に、注意事項を明示した上で、あした16日から小型の遊具については使えるようにいたします。一方、屋内施設、大型遊具および駐車場は引き続き閉鎖をいたします。なお市町村立等の公園については、これまでも自粛の対象にはしておりませんでしたので、これは市町村のご判断に任せたいと思っています。また、その他の県有施設につきましては、これらの緩和の実施状況を検証した上で、感染防止対策を定めるなど、施設の再開に向けた検討を進めたいと思っております。