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中日・福敬登投手 一球ごとに変化をつける幻惑投法/夏男の季節

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 気温が上がってくれば、間違いなく肩には良い。セットアッパーとして勝利の方程式の一角を担っている福敬登にとっては、夏場はさらにギアを上げることができる。    今季は開幕から存在感を発揮している。6月19日のヤクルトとの開幕戦(神宮)で、6番手としてマウンドに上がり今季初勝利を手にした。これを皮切りに、7月22日の巨人戦(ナゴヤドーム)まで実に13試合連続無失点。チームにとって『福の神』たる活躍ぶりだった。  福は今季、リリースの位置を真っすぐと変化球で変えている。変化球の際は腕をサイドスローのように下げて投げている。 「腕の高さが変わっているってテレビとかで言われるんですが、球種がバレる心配はしていないです」と言い、「その日のコンディションで身体を縦振りと横振りで変えたり、フォームに緩急をつけたり、一球ごとにいろいろ組み合わせを変えてタイミングをずらせば、相手が深読みしてくると思っているので」と狙いを説明した。  幻惑投法はピタリとはまっている。福自身も「樹木図みたいなイメージです」と、いろいろな組み合わせ方によるバリエーション豊富な投球に自信を見せる。  そんな左腕に心配があるとすれば、左肩の状態である。2017年に『左肩関節唇、関節包損傷。ベネット骨棘』の重傷を負っている。育成契約からの出直しを余儀なくされた。鮮やかに蘇ったとはいえ、完全に不安を拭い切れたとは言えない。  肌寒さの残る今年3月上旬。ナゴヤ球場で、「この時期は寒いじゃないですか。肩の調子はいいか悪いかで悪い。常に悪いです」とこぼしたことがある。汗ばむような暑さは、必ず福に味方してくれる。  写真=BBM

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