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1000億円超の大幅赤字に ANAとJAL、コロナ打撃 4~6月期

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時事通信

 航空大手ANAホールディングスと日本航空(JAL)が2020年4~6月期連結決算で、ともに1000億円超の大幅赤字を計上する見通しとなった。新型コロナウイルス感染拡大で旅客需要が激減したためだ。国内で感染が再拡大するなど事態の収束は見込めず、先行きも厳しい。  ANAは1~3月期に四半期では過去最大となる588億円の営業損失を計上したが、4~6月期はこの2倍以上に膨らみそうだ。JALも本業の損益が1000億円超の赤字と見込まれる。両社とも前年同期は黒字だった。  赤字転落の原因は売り上げの急減だ。JALの4~6月の旅客数は、国際線が前年同期比98.6%減、国内線が86.8%減。ANAは4~5月の国際線が96.4%減、国内線が92.5%減に落ち込んだ。各国の出入国規制により国際線の大半が運休し、国内線も緊急事態宣言を受けた外出自粛が響いた。  航空業界は人件費や機材費など固定費の割合が高く、売り上げが減ると利益の急減を招きやすい。両社は貨物専用便の強化や、一般社員の夏季一時金半減などに取り組んだが、旅客収入の穴を埋めるには至らなかった。  7月以降も不透明だ。移動自粛の緩和や政府の観光需要喚起策「Go To トラベル」などで旅客数が伸びていくと期待されたが、足元で感染が再拡大。運航増加の思惑は外れ、両社とも国内線の追加減便を余儀なくされた。当面は感染動向をにらみ、緩やかな回復にとどまるとみられる。  ANAは29日、JALは8月3日に4~6月期決算を発表する。 

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