なぜレ軍ハイムが“大谷翔平キラー”に?打率10割7打点
MLB公式サイトの同記事によるとレンジャーズのクリス・ウッドワード監督は「ハイムは大谷に対して今日は、とても良いプランを持っていて、それを実行した。少しばかりの幸運があり、すべての安打が強烈なものではなかったと思う。テーマとしては、左中間を狙い、ボールの内側にバットのヘッドを残して引っ張らないようにすることだった。それが彼に(試合前に)話したことだが、彼は素晴らしかった。シーズンを通して彼は安定している」と、大谷攻略のアドバイスを送っていたことを明かしたという。 ハイムは、研究熱心な打者として知られており、スタンスの幅を微調整するなどして、メジャー昇格後に結果を残した。 この日も、まさにインサイドアウトのスイングを徹底して、逆方向を意識したことで、芯で捉えた打球はひとつもなかったが、確実にヒットゾーンにボールを落とすことに成功したのだろう。同記事によると「満塁本塁打は強烈なライナーで右翼席に391フィート(約119.2メートル)飛んだが、この日の3安打の打球速度は、順番に76.6マイル(約123.3キロ)、67.5マイル(約108.6キロ)、65.5マイル(約105.4キロ)だった。最長飛距離は、4回の217フィート(約66.1メートル)の安打(レフト前)だった」そうだ。 同記事は、「どれだけ打球を飛ばすか、強烈な当たりを打つかは関係なく、得点は得点、安打は安打だ」と、まとめたが、この世界は、結果がすべてであり、“大谷キラー”の称号も、5打数5安打7打点の結果を出すことで得た。その結果が、さらなる自信につながり、新たなる力を引き出す“プラスの連鎖“を生み出すことも事実。 エンゼルスのジョー・マドン監督も「もちろん投手、そして打者は、何が起きているか(相性の良さ)が分かっているから、打者の自信はより増していくことになる」と、ハイムが“大谷キラー”となっている理由を分析した上で、こう大谷にエールを送った。 「私を信じてほしい。ショウヘイは、そのことを理解した上でマウンドで戦っている」 エンゼルスとレンジャーズは25、26日に再び対戦するが、大谷の先発予定はない。その次の対戦は7月29日からの4連戦まで飛び、大谷の登板がぶつかるかどうかは不明だが、ハイムという“天敵”をどう封じるのかに注目が集まりそうだ。