手錠窃盗警察官の控訴審 《手錠の管理》で主張ぶつかる【高知】
高知さんさんテレビ
同僚の手錠を盗んだとして窃盗罪に問われている警察官の控訴審が21日に開かれ、弁護側は改めて無罪を主張。一方、検察側は弁護側の控訴の棄却を求め結審しました。 高知県警の巡査部長・鈴木孝將被告(34)は2022年4月、当時勤務していた南国警察署内のロッカーで同僚が管理していた手錠を盗んだ窃盗の罪に問われています。 一審の高知地方裁判所は懲役1年、執行猶予3年の有罪判決を言い渡しましたが弁護側は事実誤認として控訴。控訴審では“手錠の管理”が争点となりました。 21日の公判で弁護側は、手錠をシステム上で管理していた担当者の証言から「手錠の取り違えや番号の登録ミスがなかったとは立証できていない」として改めて無罪を主張。 一方、検察側は手錠の管理システムについて「複数人で確認したり、同じ番号を二重に入力できないようにされていることから高い正確性が認められる。貸与される手錠の番号とシステム上の番号は食い違うことはなく入れ替わりの可能性はない」と主張し控訴の棄却を求めました。 判決は来年1月21日に言い渡されます。
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