カップ入り「7種の具材とん汁」ファミマvsローソン 味噌の濃さやカロリーを比較【買うならどっち?】
【買うならどっち? 独自目線でジャッジ】 カップ入り「7種の具材とん汁」編 ◇ ◇ ◇ カレーライス物価「370円」超えに庶民は悲鳴…値上げラッシュ再燃でエンゲル係数“爆騰”迫る 急に寒くなってきましたが、懐も寒くなってきました。寒くなると温まるためにコンビニに入って、買いたいけど、どうしようかと迷ってぐるぐる歩き回ることもあります。 私の博士号取得時にアドバイスをくれていた教授はコンビニに詳しく、コンビニ愛好家でした。当時の私は飽和状態のコンビニの魅力が全く分かりませんでしたが、今となっては社会課題の解決にも欠かせない貴重な存在です。書店のない地域には、「LAWSONマチの本屋さん」として、交流スペースを設置したり、調剤薬局も併設している店もあります。 地震の時や災害対策なども実施しているコンビニですが、もったいない面もあります。 なんと陳列商品3000のうち1週間で60前後が入れ替わるそうです。1年間では7割も変わる店もあるようです。 私も含めて消費者はつい新しいパッケージに手が伸びてしまいますし、エンタメ性(コンビニに行くとワクワクする感)も大事です。 でも店側は、売れるか分からない全く新しい商品を置くのもリスク。だから定番シリーズからちょっと変えた新商品も多いんです。歯ブラシのブラシの端の色やカーブを少し変えてパッケージを変えたり、お菓子なら増量してネーミングも少し変えて新商品として出したりしています。もったいない気もするのですが、この回転率を遅くした方がいいかと思いますが、そうなると顧客に飽きられてしまうのでしょう。このところびっくりするほど値段が高くなっている分、エンタメ要素がないと足を運んでくれなくなるのかもしれません。 ■パッケージの写真はファミマに軍配 ぶつぶつ言いながらも、ファミリーマートやローソンでカップに入った新しそうな「7種の具材 とん汁」を見つけました。パッケージの写真ではファミマがおいしそうに見えます。ローソンはいつも地味なシンプルなパッケージですね。ファミマは180円(税込み)、ローソンは188円(同)です。 量はローソンが73.5グラムで61キロカロリー、ファミマは94グラムでやや大きめですが、カロリーも114キロカロリーと多いです。タンパク質も4.4グラムと5グラムでファミマが多く、脂質は3倍です。 2つとも、同じように味噌と具の袋に分かれていますが、ローソンのほうが、味噌の色が濃い。お湯を足すと、ファミマのほうが具が大きくて多いですね。豚の脂も味噌に浮かんでます。量もカロリーも高いだけあります。 味噌の味はファミマはしょっぱいですが、具のニンジン、大根、豚肉、ごぼうが大きい。ローソンは甘くて薄い印象で、こんにゃくも入っていますが、具はファミマに比べると小さい気がします。私にはカロリーが少し高くてもファミマがいいかな。寝る前、温まるのにも味噌汁系は助かります。 (柏木理佳/生活経済ジャーナリスト)