頼副総統、ホンジュラス訪問へ出発 「実際の行動で友好関係を強化」/台湾
(桃園空港中央社)頼清徳(らいせいとく)副総統は25日、中華民国(台湾)と外交関係を持つ中米ホンジュラス訪問に向け、桃園国際空港を出発した。27日に行われるカストロ新大統領の就任式に出席するほか、新型コロナウイルス感染症関連の医療物資も供与する予定。頼氏は出発直前に行った談話で「実際の行動で友好関係を深化させる」と意気込んだ。 頼氏は、台湾とホンジュラスの関係について、昨年国交締結80周年を迎えたことに言及。双方は長年にわたり互いに助け合い、脅威や誘惑の辛い日々を共に歩み、密接で友好的な感情を築いてきたと強調した。 また国連や世界保健機関(WHO)、国際刑事警察機構(ICPO、インターポール)、国際民間航空機関(ICAO)などへの台湾の参加に関し、ホンジュラスは支持を表明してきたとして感謝の言葉を述べた。 頼氏は今回の外遊で、カストロ氏との面会のほか、国交国や友好国の代表らと交流を図り、国際社会に向けて台湾の堅実に実践されている良好な民主主義制度をアピールすると強調。台湾は信頼できるパートナーであり、国際社会に寄与する能力があることを理解してもらい、台湾の国際的な活躍の場を広げたいと語った。 頼氏が副総統として外遊するのは今回が初めて。往路で米ロサンゼルス、復路で同サンフランシスコにそれぞれ1泊し、30日に帰国する。 (呉睿麒/編集:齊藤啓介)