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世界へ取り組み発信を 復興と脱炭素目指す大熊、浪江

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福島民報

 小泉進次郎環境相は十九日、東京電力福島第一原発事故による帰還困難区域を抱える大熊、浪江の両町長に対し、来年十一月に英国で開かれる国連気候変動枠組み条約第二十六回締約国会議(COP26)出席を打診した。両町は二〇五〇年までに二酸化炭素(CO2)実質排出量ゼロを目指す環境省の「二〇五〇ゼロカーボン宣言」に賛同している。原発事故からの復興と脱炭素のまちづくりを目指す取り組みを世界に発信する。  富岡、大熊、双葉、浪江の各町視察後、報道陣に示した。大熊は太陽光など自然エネルギーの活用、浪江は燃料としての水素の生産といった取り組みを進め、CO2排出量の抑制につなげる方針。  原発や化石燃料に頼らないまちづくりを目指す両町について小泉環境相は「原発事故を経験した大熊、浪江は世界の中でも特に説得力あるメッセージを発することができる」と期待を込めた。視察した浪江町の水素製造実証拠点について「首都圏で水素の需要をいかにつくっていくか。環境省として全力で後押ししていく」とした。

 環境省が大熊町役場で開いた「大熊・双葉 環境まちづくりミーティング」に吉田淳大熊町長、伊沢史朗双葉町長とともに出席した。小泉環境相は再生可能エネルギーによるまちづくりが地域経済を発展させる可能性について語った。 ■両町長は前向き  小泉環境相のCOP26出席打診に対し、両町長は前向きな姿勢を示している。  吉田淳大熊町長は「大変ありがたい話だ。二〇五〇年に向け、宣言の実現を目指して足元を固め、着実に事業を進めたい」と話した。  吉田数博浪江町長は「機会が頂ければぜひ出席したい。水素だけでなく大規模太陽光発電や大型蓄電池関連の企業などを含めた再生可能エネルギーの取り組みを発信したい」と語った。

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