米新規失業保険申請は減少、5月以来の低水準-労働需要なお健全
(ブルームバーグ): 先週の米新規失業保険申請件数は減少し、5月以来の低水準となった。ここ最近はハリケーンやストライキの影響が見られたが、今回の統計で労働需要がなお健全なことが示唆された。
南東部の複数州で2つのハリケーン襲来からの回復が進展したほか、米ボーイング従業員による数週間に及んだストライキが終了。そうした中で失業保険申請件数のデータはこのところ、通常より変動が大きくなっていた。現在の新規失業保険申請件数の水準は、過去2年間の平均を下回っている。
より変動の少ない新規失業保険申請の4週移動平均は22万1000件に減少した。こちらも5月以来の低水準。
季節調整前ベースでは失業保険申請は増加。州別に見るとカリフォルニア、ニューヨーク、ニュージャージーで増加が目立った。一方、ミシガンでは大きく減少した。
統計の詳細は表をご覧ください。
原題:US Initial Jobless Claims Dropped to Lowest Since May Last Week(抜粋)
--取材協力:Maria Clara Cobo.
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Jarrell Dillard