「目指すのはアイドルの歌舞伎座」 東京アイドル劇場のビジネスモデル
夢は果てしなく広がるようだが、果たして目標地点はどこなのか。 「最終的には歌舞伎座みたいになりたい。AKBさんみたいな劇場はすばらしいけど、あれはメンバーの人数もお客様の人数もいて成り立つこと。それなら、歌舞伎座みたいにみんなで使えて交互に出れる劇場を運営して、そこでアイドルさんたちに定期公演をやってもらおうと。アイドル見るなら、東京アイドル劇場に行こう、っていう場所に育てたい」 歌舞伎座的なものがあれば、アイドルが生活をする土壌を作れると目を輝かせる。 「400~500人の動員が毎回できれば、入場料からギャラもお支払いできるし、物販も稼げるようになるんですよ。アイドルでメシが食えないとすると、22、3歳にもなるとまわりが就職とか結婚とか、そんな状況をみて引退も考えると思うんですよ。でも、アイドルが職業として成立すれば、長く続けることができる。長く続けるほど、チャンスも出てくる。だから、目指すのは歌舞伎座。理想像ですね」 東京アイドル劇場は、アイドル界を変える原動力になれるか? 期待したい。 (取材・文・撮影:志和浩司)