「富裕層の人の特徴」を元銀行員が明かす!資産1億円以上のお金持ちは日本で何パーセントか
5月も下旬。 夏が近づく中、旅行などを計画中の方もいらっしゃるのではないでしょうか。 【イラスト】応募件数343件の激戦を勝ち抜き、金融庁のゆるキャラに抜擢された「つみたてワニーサ」 ただ、お金については浮かれず堅実に考えたいところ。 資産形成・資産運用について、金融庁はつみたてNISAの普及を目的にゆるキャラのデザインを公募し、それをマスコットに国民の資産運用を推進しています(画像参照)。 そこで今回は、資産1億円以上の割合を振り返ったうえで、元銀行員である筆者が「富裕層の人の特徴」をご紹介します。
1. 「富裕層」の定義
そもそも「富裕層」と呼ばれる人たちはどのような人を指すのか気になりますよね。 一例として、野村総合研究所のデータを見てみましょう(画像参照)。 同データによると、「富裕層」は1億円以上5億円未満の純金融資産保有額がある世帯。 5000万円以上1億未満を「準富裕層」、5億円以上を「超富裕層」と呼びます、 全体から見ると約2%の世帯が富裕層になります。
2. 富裕層の特徴①「ムダなお金と時間は使わない」
バンバンお金を使うイメージがあるお金持ちですが、実際にはお金を使うことに対してシビアです。 物を買うときには「本当にこれに対してこれだけのお金を支払う価値があるのか」をじっくり考えます。 買うに値しないものは買わず、他で代替できるものがあれば代替するなどして、なんとなく新しいものを買うことはしません。 物持ちも良く、時にはケチだと思われてしまうこともあるでしょう。 ムダなお金を使わないのは、「お金に対する価値基準」がしっかりしているとも言えます。 不要なものには使いませんが、使うべきコト・モノには使い、その判断の軸が定まっています。 その視点も目先のことだけでなく、中長期的な視点で考えていました。 これはお金を使うときだけでなく、お金を稼ぐこと(仕事)や投資に対しても言えます。 お金を稼ぐ・使う・投資することに対して、それ相応の価値があるのか、そこにかけるお金で将来的にどうなるかも俯瞰して判断しています。 また、「時は金なり」といいますが、時間に対してもムダな時間は過ごしません。 仕事は多忙なものの、メリハリをつけて友人や家族との時間を大切にしている人が多くみられました。