“無垢なる発明家”チャーリー・バワーズのサイレント映画4本と短編アニメ2本を上映
特集上映「NOBODY KNOWS チャーリー・バワーズ -発明中毒篇-」が、9月17日より東京・ユーロスペースほか全国で順次開催される。 【動画】「NOBODY KNOWS チャーリー・バワーズ ‒発明中毒篇‒」予告編(他7件) 本特集では、サイレント映画の“無垢なる発明家”チャーリー・バワーズが監督し主演も務めた1920年代のサイレント映画「たまご割れすぎ問題」「全自動レストラン」「ほらふき倶楽部」「怪人現る」と、キャリア初期の短編アニメーション「とても短い昼食」「オトボケ脱走兵」を上映。YouTubeでは予告編が公開中だ。 アニメーション作家の山村浩二は「映画史に忘れられたナンセンスをやっと堪能できる日が来て、とても興奮しています」とコメント。映画監督の井口奈己は「世界中で動く写真に夢中になっていた時代のおおらかさを垣間見ることが出来る貴重な作品群」「1920年代にタイムスリップしてオンタイムで見てみたい」と述べている。 ■ 山村浩二(アニメーション作家)コメント 装置やオブジェクトに対するチャーリー・バワーズのフェティッシュな執心が、映画に魔力と狂気をもたらす。 想像力の産物が、駒撮りによって実存化し、ライブアクションとの共存によって映像が生き生きと動き出す。 まさに活動写真(Animated Picture)! 映画史に忘れられたナンセンスをやっと堪能できる日が来て、とても興奮しています。 ■ 井口奈己(映画監督)コメント チャーリー・バワーズ もしかすると、まれなる変人映画監督を発掘したのではないでしょうか? 次から次へと溢れるアイデア。 アイデアを具現化するために、技術と技術の合せ技をやってのけるわけですが、なぜか漂うホームメイド感。 世界中で動く写真に夢中になっていた時代のおおらかさを垣間見ることが出来る貴重な作品群。 映画は20世紀の賜物なのだ。 1920年代にタイムスリップしてオンタイムで見てみたい。