【からつボート(モーニング)一般】準優を逃した稲田浩二 来年に向けて「ここからスタート」
<23日・からつボート・4日目> 「良くはない」。今節は機力に苦しむ稲田浩二。4日目の準優進出戦は枠なりの3コースから臨んだが、Sで立ち遅れ見せ場なく6着。準優へ駒を進めることはできなかった。 3日目までは持ち前のテクニックを駆使して何とか着をまとめていたが、「乗り味を求めていったけど、行き足が鈍くなった」と相棒の60号機の手応えはイマイチ。それでも「何とか合わせたい」と準優は逃したが、機力の底上げに調整の手を緩めるつもりはない。 SGで3度の優出歴がある兵庫支部きっての実力者。今年は8優出3Vだが、「(優勝戦の)1号艇で飛ぶことが多かった」と唇をかんだ。さらに「SGの出場権だけを考えてやっていたし、もう少しやれたはず」と歯車がかみ合わない航跡に、もどかしさをにじませた。 ただ、調子が悪い中でも、今年積み上げた獲得賞金は4398万円で58位(23日終了時点)。来月のグランプリシリーズ戦への出場は濃厚だ。「来年につなげるためにも、ここからスタートと思って頑張りたい」と前を向いた。 「応援してくれる人のために頑張ります」。ファンの期待に応えるべく、最終日まで全力で走り抜く。