猫、犬との生活に向く人、向かない人の違いは? 飼育後にアレルギーになることも 動物看護師に聞く
猫や犬と一緒に暮らしたいと思いつつ、しっかり飼えるか不安を感じてる人は多いと思います。猫や犬の飼育に向く人、向かない人は何が違うのでしょうか。動物看護師のfujimaruさんに聞きました。 【要注意】本当に気を付けて! 犬猫が食べたら「危険」なもの11例
猫の性格を受け入れられるかがポイントに
Q.猫や犬の飼育に向く人、向かない人の特徴について、アレルギーなどの観点で教えてください。 fujimaruさん「猫アレルギー、犬アレルギーの有無は絶対的に関係しているのかなと思います。基本的に、猫アレルギー、犬アレルギーという体質が分かっているのであれば、アレルゲンとなる動物を飼わないというのが、一番リスクが低くて良いでしょう。 また、体質というより性格の傾向になりますが、猫の性格に合っている人、犬の性格に合っている人はいると思います。猫のようなマイペースな性格でも大丈夫なのか、いつも動物を構いたいのかなどです。性格の傾向が猫、犬の生活リズムに合っているのかというのも決め手になってきますね」 Q.猫や犬を飼った後にアレルギーを発症する人はいるのでしょうか。また、飼育後に体が慣れてアレルギーになりにくくなることはあるのでしょうか。 fujimaruさん「人間のアレルギーに関しては専門外なので明言は避けますが、猫や犬を飼ってからアレルギーを発症する人はいると思います。そしてアレルギーに関しては花粉症が良い例ですが、体が慣れて治るということは難しいでしょう。 猫アレルギー、犬アレルギーの症状の重さは人それぞれです。ぜんそくになってしまう人から湿疹になる人、ぜんそく症状や皮膚症状は出ず、くしゃみが出る程度の人もいます」 Q.もし猫や犬を飼った後に体に何らかの異変が生じた場合、どのように対処すればよいのでしょうか。 fujimaruさん「猫や犬を飼った後に体に何らかの異変が生じた場合は、人間の病院に行きましょう。中にはアレルギーが重症になって、猫や犬を手放さなくてはならなくなってしまうケースもあります。何が正解とは一概に言えませんが、一緒に暮らしてきた猫や犬を手放さなくても良いように、過ごす部屋を別にするなど工夫してみるのも良いかも知れませんね」 * * * 猫や犬を飼う上で、アレルギーの有無は避けられない条件の一つです。飼った後に手放すということがないように、猫や犬を飼う前にアレルギーがあるかどうか、検査をしておくのが理想でしょう。万全の準備をして、猫や犬を迎え入れられると良いですね。
オトナンサー編集部