辻希美『ツラいけど仕事が大好き!死ぬ直前まで仕事をしていたい☆』
モーニング娘。のメンバーとしてデビューし、現在は中学生の長女、小学生の長男と次男、2歳の三男の、4児の母となった辻希美さん。日々、育児のかたわら芸能活動を続けています。そんな辻さんの連載『辻ちゃんの恋愛論 大好きな人と結婚しよう』。第62回のテーマは、ズバリ“働くこと”について。中学生から仕事をしてきた辻さんの考えや、子どもたちの将来への思いなどについて話を伺いました。 辻希美の「大好きな人と結婚しよう」一覧はこちら
この業界に入っていなかったら、きっと私は……
こんばんは、辻希美です! 今回は、お仕事についての考え方をお話ししたいと思います。私は中学生のときに芸能界に入ったわけですが……、そうでなければきっと、あんまりろくな大人になっていなかったような気がします(汗)。 ちなみに、芸能界に入る前の私の夢はバレーボールの選手。小学校のころ、ガチでバレーボールをやっていたんですよ。だからずっと、大人になってもバレーができたらいいなあと思っていました。 そんな漠然とした夢しかないまま、中学生でこの世界に入ってしまった私。そのせいか、「普通に働く」という感覚がぜんぜんわからないんですよね……。 ほとんどの人は、高校生ぐらいから自分の進みたい道を考えて、進学先や就職先を選んでいくわけじゃないですか。私にはそういう経験がないので、まったくこれ以外の道が見えないというか、「この仕事をしていなかったらどうなっていたのか」が想像できないんです。
“専業主婦”という選択肢は、私にはありません
そもそも私、毎日同じことをするのが苦手なんですよ。なのでそういう仕事のアルバイトとか会社員とか、まったく続けられなさそう(汗)。 だから毎回がイレギュラーな芸能界の仕事は、きっと合っているんじゃないかなあ。結婚と同時に仕事を辞めることも考えたんですが、なんだかんだで一周回ってYouTubeをやっているわけですから。またしても、“自分を表現しながらみんなに見てもらう仕事”に行き着いてしまっているという……。 もしかしたらこの業界に入っていなかったら、子育て系の動画をアップするYouTuberになっていたかも。いろいろ工夫してみんなに発信するのが、きっと好きなんですよね。 ただいずれにせよ、毎日ダラダラ過ごすのが昔から好きじゃない私。母もそうで、内職や給食のおばさんなどなど、ずっと働いていました。今はハンバーガーレストランを経営しているし……。だから自分が専業主婦になる、という選択肢はないんですよね。