チェルシー、今季パフォーマンス査定【MF編】当然の“失格”…。文句なしの最高評価は?
今季のチェルシーは、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)ベスト8敗退。国内ではカラバオカップ、FAカップの2大会で決勝に進出したが、両大会とも優勝を逃している。プレミアリーグでは5月19日時点で3位。来季のCL出場権を獲得することは出来たが、選手のパフォーマンスはどうだったのか。今回はポジションごとにA~Eの5段階で評価する。(出場成績は5月19日現在)
エンゴロ・カンテ(フランス代表) 生年月日:1991年3月29日 21/22リーグ戦成績:24試合2得点4アシスト 21/22欧州CL成績:6試合0得点1アシスト 21/22FA杯成績:3試合0得点0アシスト 21/22リーグ杯成績:4試合0得点0アシスト 21/22UEFAスーパーカップ成績:1試合0得点0アシスト 21/22クラブワールドカップ成績:2試合0得点0アシスト 評価:C トーマス・トゥヘル監督のチームに欠かせない選手の1人。インサイドハーフやボランチでプレーし、豊富な運動量で攻守に貢献した。しかし、膝の怪我など軽傷を繰り返し、結果を残すことは出来なかった。 ジョルジーニョ(イタリア代表) 生年月日:1991年12月20日 21/22リーグ戦成績:28試合6得点2アシスト 21/22欧州CL成績:8試合2得点2アシスト 21/22FA杯成績:4試合0得点0アシスト 21/22リーグ杯成績:4試合1得点0アシスト 21/22UEFAスーパーカップ成績:1試合0得点0アシスト 21/22クラブワールドカップ成績:1試合0得点0アシスト 評価:C シーズン開幕前に行われたユーロ2020では絶好調だった。見事な活躍でイタリア代表を優勝に導いたが、チェルシーでは同様の活躍をみせることが出来なかった。シーズン序盤からコンスタントに出場するも、第29節以降はリーグ戦3試合連続で出場なし。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)では準決勝進出をかけたレアル・マドリードとの2ndレグに出場するも、わずか14分に留まった。 マテオ・コバチッチ(クロアチア代表) 生年月日:1994年5月6日 21/22リーグ戦成績:25試合2得点5アシスト 21/22欧州CL成績:6試合0得点1アシスト 21/22FA杯成績:5試合0得点0アシスト 21/22リーグ杯成績:5試合0得点0アシスト 21/22UEFAスーパーカップ成績:1試合0得点0アシスト 21/22クラブワールドカップ成績:2試合0得点0アシスト 評価:B 今季のチェルシーの中盤を牽引していたのは、マテオ・コバチッチだろう。推進力抜群のドリブルと卓越したパススキルで攻撃を牽引。内転筋の負傷や新型コロナウイルス陽性反応により苦しんだ期間もあったが、シーズン通してこの男の存在はチームに欠かせなかった。 サウール・ニゲス(スペイン代表) 生年月日:1994年11月21日 21/22リーグ戦成績:9試合0得点0アシスト 21/22欧州CL成績:5試合0得点0アシスト 21/22FA杯成績:3試合1得点0アシスト 21/22リーグ杯成績:4試合0得点0アシスト 21/22UEFAスーパーカップ成績:0試合0得点0アシスト 21/22クラブワールドカップ成績:1試合0得点0アシスト 評価:E 今季からチェルシーへやってきたサウール・ニゲスへの期待は大きかった。しかし、第4節のアストン・ヴィラ戦でデビューするも、前半のみで途中交代。何もすることが出来ず、失敗の烙印を押された。E評価は当然だろう。 ルーベン・ロスタフ=チーク(イングランド代表) 生年月日:1996年1月23日 21/22リーグ戦成績:23試合0得点3アシスト 21/22欧州CL成績:8試合0得点1アシスト 21/22FA杯成績:5試合1得点1アシスト 21/22リーグ杯成績:3試合0得点0アシスト 21/22UEFAスーパーカップ成績:0試合0得点0アシスト 21/22クラブワールドカップ成績:0試合0得点0アシスト 評価:C シーズン序盤はメンバー外となることもあったが、徐々にトーマス・トゥヘル監督の信頼を勝ち取り、出場機会を増やした。インサイドハーフやサイドなど様々なポジションで起用されたが、結果を残すことは出来なかった。 ロス・バークリー(イングランド代表) 生年月日:1993年12月5日 21/22リーグ戦成績:5試合0得点0アシスト 21/22欧州CL成績:3試合0得点0アシスト 21/22FA杯成績:2試合0得点0アシスト 21/22リーグ杯成績:3試合0得点0アシスト 21/22UEFAスーパーカップ成績:0試合0得点0アシスト 21/22クラブワールドカップ成績:0試合0得点0アシスト 評価:E 2021年5月にレンタル移籍していたアストン・ヴィラから復帰するも、リーグ戦出場はわずか5試合のみ。ベンチメンバーには名を連ねるも、ほとんど出番が回っていることはなかった。 ケネディ(ブラジル) 生年月日:1996年2月8日 21/22リーグ戦成績:0試合0得点0アシスト 21/22欧州CL成績:0試合0得点0アシスト 21/22FA杯成績:2試合0得点0アシスト 21/22リーグ杯成績:0試合0得点0アシスト 21/22UEFAスーパーカップ成績:0試合0得点0アシスト 21/22クラブワールドカップ成績:0試合0得点0アシスト 評価:E マルコス・アロンソやベン・チルウェルの負傷離脱により、フラメンゴにレンタル移籍していたケネディは、チェルシーに呼び戻された。しかし、起用されたのはFAカップの2試合のみ。その他はほとんどベンチにも入ることが出来なかった。 メイソン・マウント(イングランド代表) 生年月日:1999年1月10日 21/22リーグ戦成績:31試合11得点10アシスト 21/22欧州CL成績:7試合1得点2アシスト 21/22FA杯成績:5試合1得点3アシスト 21/22リーグ杯成績:6試合0得点1アシスト 21/22UEFAスーパーカップ成績:1試合0得点0アシスト 21/22クラブワールドカップ成績:2試合0得点0アシスト 評価:A 今季のチェルシーで最も活躍していたのは、間違いなくメイソン・マウントだ。23歳のMFはリーグ戦31試合で11得点10アシストをマーク。攻撃を牽引し、自身初となる二桁得点二桁アシストを記録した。この男の活躍がなければ、来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得は危うかっただろう。 カイ・ハフェルツ(ドイツ代表) 生年月日:1999年6月11日 21/22リーグ戦成績:27試合7得点4アシスト 21/22欧州CL成績:9試合3得点0アシスト 21/22FA杯成績:3試合0得点1アシスト 21/22リーグ杯成績:3試合2得点0アシスト 21/22UEFAスーパーカップ成績:1試合0得点1アシスト 21/22クラブワールドカップ成績:2試合1得点0アシスト 評価:B 今季のカイ・ハフェルツは不調のロメル・ルカクに代わり、1トップで起用されることが多かった。慣れないポジションではあったが、第28節から3試合で4得点を決めるなど、最前線でチェルシーを牽引する活躍をみせた。 ハキム・ツィエク(モロッコ代表) 生年月日:1993年3月19日 21/22リーグ戦成績:21試合4得点3アシスト 21/22欧州CL成績:9試合1得点2アシスト 21/22FA杯成績:5試合2得点0アシスト 21/22リーグ杯成績:4試合0得点1アシスト 21/22UEFAスーパーカップ成績:1試合1得点0アシスト 21/22クラブワールドカップ成績:2試合0得点0アシスト 評価:C 選手層の厚いチェルシーで、ハキム・ツィエクは厳しい時期を過ごしている。第24節から3試合連続ゴールを決める活躍をみせても、その後2試合は出場なし。戦術などによりベンチに置かれる機会が多く、その実力を存分に発揮することが出来なかった。