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アマゾン、レベル3以上で正社員…ジェフ・ベゾスのレベルは?

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幻冬舎ゴールドオンライン

あなたは、アマゾンという企業をどのくらいご存じだろうか? 日本でのサービス開始当初「世界最大のオンライン書店」と称されていたアマゾンは、わずか20年弱で「GAFA」と呼ばれる4大IT企業の一角にまで発展した。その驚くべきビジネス戦略や如何に。アマゾンジャパン元経営会議メンバーで現在は、kenhoshi & Companyの代表としてコンサルティングを手掛ける星健一氏の著書『amazonの絶対思考』(扶桑社)より一部を抜粋し、「内側から見たアマゾン」を解説する。

アマゾンの社員には「レベル」と呼ばれる職級がある

過去の連載では、アマゾンのビジネスモデル、アマゾンプライムプログラムや楽天市場と比較した場合の強み、アマゾンの企業文化の骨幹であるリーダーシップ・プリンシパルと呼ばれる行動規範などの分析を通し、アマゾンの「絶対思考」はどのようなものなのかを解説してきた。ぜひ、詳しいことは拙書『 amazonの絶対思考 』(扶桑社)を読んでいただければありがたい。 そして前回は、日本のアマゾン独自の新卒採用や、厳格な採用基準について紹介した(関連記事『 1000人面接し、採ったのは50人…アマゾン「社員採用」の基準 』)。では、採用後の人材開発は、どのように行われるのか。本記事では、日本企業と比べて特長的ともいえる、人材開発への姿勢、実際の施策について解説する。 ◆新人のための30日、60日、90日の「マイルストーン目標」 アマゾンの職級について説明しておくと、倉庫などで出荷作業などに従事する派遣、契約社員などが「レベル1~2」。レベル3以上が正社員で、新卒などで入社してすぐの状態が「レベル4」、「レベル6」のマネージャーから役職が付く。 レベル7以上は単一チームではなく複数の機能を管掌するゼネラルマネージメントクラスとなり、「レベル7」がシニアマネージャーで、日本語の名刺上は事業部長。「レベル8」はディレクターで複数の事業を統括する事業本部長。なぜかレベル9は存在せず、次の段階が「レベル10」のバイスプレジデント。 ジェフ・ベゾスのレポートライン(直属)として日常的に直接やりとりをすることが多いシニアバイスプレジデントは「レベル11」で、米国本社のシニアリーダーシップチームメンバー(経営会議メンバー)はレベル10と11のメンバーで構成される。ジェフ・ベゾスは、「レベル12」に位置づけられている。各国のLeadership teamと呼ばれる経営会議メンバーもしくは役員はレベル8と10の各事業本部の統括者である。 私が入社した2008年頃はまだ、自らの成長は社員任せ。組織的な研修制度は存在していなかった。 現在では「リーダーシップ・プリンシプル研修」をはじめ、一般的な企業でもよくあるコーチング、チームディベロプメント(組織開発)、リーダーシップなど組織、部下育成、プロジェクトのリード方法などの組織マネージメントスキル、英語やプレゼンテーションなどの個人のスキル、などをテーマとしたさまざまな研修の機会が用意されている。 ただし、英語の習熟は会社が設定したものだけでは不十分であり、あくまでも自己責任だ。レベルが上がるとグローバルでの研修や会議の機会が増え、私も年に10回程度はアメリカ本社に出張していた時期がある。英語力が足りないと会議すらまともに参加できない、グローバルなプロジェクトを回せない、要は仕事ができない人ということになる。 残念ながら、どれだけ仕事ができても、それを伝える手段が弱ければ、アマゾンではレベル7のシニアマネージャー以上で入社、もしくは昇格することはほぼあり得ない。 新人には、同じ部署内の相談役である「Buddy」(バディ)や、職級が上で所属部署が異なる「Mentor」(メンター)を選定して、仕事の進め方、ツールの使い方、リーダーシップ・プリンシプルの考え方、社内カルチャーの理解などの指導や日常的な相談を入社後しばらくサポートする仕組みも整っている。 直属上司による「1 on 1」もあり、コミュニケーションの円滑化にも抜かりはない。「1 on 1」では新人に設定される、30日、60日、90日のマイルストーン目標に対し、立ち上がりの習熟度、その成果を直属上司に報告する意味もあり、それがまた新人が業務に馴染(なじ)むためのサポートとなっている。

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