陰性証明、台湾人や居留証持つ外国人も原則必要に 12月から
(台北中央社)新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受け、台湾は12月1日から、原則として全ての入国者に搭乗前3営業日以内の陰性証明の提出を義務付ける。台湾人や居留証を持つ外国人、乗り継ぎの旅客にも提出を求める。中央感染症指揮センターが25日の会見で詳細について明らかにした。措置は来年2月28日まで続ける方針。 クリスマスや春節(旧正月)を控え、台湾に戻ってくる人が増えると見込まれるための予防措置だとしている。空港で検査を実施しない理由については、結果を待つ旅客が大量に空港にとどまることで、感染リスクが増大する恐れがあるためだと説明した。 陰性証明の提出を免除する対象についても発表した。▽二親等以内の親族の死去や重病、もしくは本人が緊急を要する治療を受ける場合▽出発した国で自費検査を受けられない場合▽政府機関が認めた必要かつ短期間の訪台で、同センターが許可した場合―の3パターンに限り、搭乗時に必要書類を提示すれば、陰性証明がなくても処罰対象としない。機内では指定の座席に座り、政府機関が関与する案件以外では、入国時に自費検査を受ける必要がある。 従わなかった場合には、1万~15万台湾元(約3万6000~55万円)の過料が科される。 (張茗喧、許秩維/編集:楊千慧)