新聞の電子版・スマホサービス、全国紙5紙の特徴は?
取材に応じない読売
読売新聞社にも「読売プレミアム」についての質問状を送ったが、10月11日正午現在返事はなく、何度問い合わせても「(回答を)検討しています」という返事だけだった。公開されている情報によると、「読売プレミアム」は、紙面購読者に150円(税別)を加えれば新聞の全記事や紙面イメージなどが読めるというものだ。いまだスマートフォンのアプリはなく、スマートフォンで紙面イメージを見る際にも、ログインしてブラウザで見なくてはならない。媒体資料から様子を探ることも困難である。なお、サービスは2012年5月に開始している。 読売新聞は日本一の部数を誇っていながら、デジタルに関してはどこか保守的だ。なぜ読売新聞社はデジタルに保守的なのか。紙の新聞が日本一だからいいのか。このあたり、渡邉恒雄氏が「代表取締役主筆」となり、経営の最高責任者でなくなった(ただし紙面の最高責任者ではある)現在、今後どうするかをあらためて考える必要があるのではないか。 (ライター・小林拓矢)