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「シュガーロード」日本遺産に 砂糖文化広めた長崎街道

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佐賀新聞

 地域の有形、無形の文化財を生かして観光振興につなげる文化庁の「日本遺産」に、佐賀、長崎、福岡の3県にまたがる「砂糖文化を広めた長崎街道~シュガーロード~」が認定されることが確実になったことが12日、関係者への取材で分かった。来週中に正式に発表される。  長崎市と小倉(北九州市)を結ぶ旧長崎街道は江戸時代、海外産の砂糖が長崎の出島で荷揚げされ、全国へと運ばれた歴史がある。沿道ではカステラや丸ぼうろ、ようかんなど菓子作りが盛んになったため「シュガーロード」と称される。  関係する8市と民間団体などでつくる「シュガーロード連絡協議会」(事務局・長崎市)が各地の銘菓の知名度を上げ、地域活性化につなげようと2016年度分から毎年申請していた。8市は佐賀、小城、嬉野の3市と福岡県の飯塚、北九州の2市、長崎県の長崎、諫早、大村の3市。  協議会などによると、シュガーロードの構成資産は菓子や名所など52ある。佐賀県内には古い街並みが残る柳町地区(佐賀市)や塩田津(嬉野市)、村岡総本舗の旧砂糖貯蔵庫(小城市)などがある。  認定後はツアーやシンポジウムを共同企画し、国内外の誘客を目指す。佐賀市は「新型コロナウイルスで観光客が減少する中、明るいニュース。地元住民が価値を再認識するきっかけにもなりそう」と話した。  協議会に名を連ねる村岡総本舗の村岡安廣社長は「なぜこの地域で菓子が育ったのか、おいしさの秘密は何か。単なる土産物としてではなく、伝統や文化、風土とともに認知してもらえる契機になる」と期待を寄せる。  日本遺産は15年度に始まり、19年度までに計83件が認定された。県関連の認定は16年の「日本磁器のふるさと 肥前」に続く2例目になる。

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