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厳しい残暑、ビジネスマンへ新提案 熱中症予防に帽子いかが

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岐阜新聞Web

 9月に入っても残暑が厳しい県内。まだまだ日差しが強く、引き続き熱中症への注意が必要だが、ビジネスシーンではクールビズは定着しても帽子をかぶる人は少ない。昔はスーツにハットを合わせる人が多かったのに、なぜ? 日傘には抵抗がありそうな特に男性の間で再び帽子が定着してもいいのでは、と岐阜市内の帽子専門店にビジネスマンにも似合う帽子を選んでもらった。  そもそも、なぜビジネスマンは帽子をかぶらないのか。JR岐阜駅前で聞き取りをすると、40代の会社員男性はわが子に帽子をかぶらせている手前、休日は帽子をかぶるが仕事ではかぶらないという。「昔の人は熱中症対策というより、おしゃれでかぶっていた」とした上で、帽子はおしゃれでかぶるという認識があるためか「お客さん(仕事の取引先)への印象が良くないと思うので、帽子はかぶれない」と話す。20代の会社員男性も「髪形が崩れるし、帽子をかぶるのは失礼な感じ」と消極的だ。  一方、高齢者は帽子をかぶっている人が多い。元商社マンの80代男性は現役の頃はかぶらなかったが、その理由を「みんながかぶっていなかったから」と明かす。ただ、今のビジネスマンには「夏は暑いし、冬は寒いので帽子はかぶらんといかん」と忠告する。  そうした声を聞いた上で訪れたのは、帽子専門店を営む河田帽商(岐阜市美園町)。創業133年の老舗だ。河田澄子社長は「うちは帽子をかぶる人しか来ないけれど、炎天下で、どうして帽子をかぶらないのだろうと不思議だった」と印象を語る。  河田社長が、ビジネスマンにも似合う帽子として薦めるのが、ハンチングとハットだ。「黒か紺、ベージュの無地が無難で、失礼な印象を与えない」とし、特にハンチングは堅苦しくならず、普段使いがしやすいという。素材は春夏物と秋冬物で異なるが、暑い時季の春夏物はメッシュや接触冷感の素材が使われていて蒸れず、自宅で洗えるものも多い。「日差しを遮るだけでなく、多少の雨なら防げる。靴より長持ちすると思う」と話す。  実用的な面に限らず、上品に見せる効果もあるといい「身だしなみを考えるなら、着ている服の素材や色と合わせるトータルコーディネートで、帽子もあると上品。洋画に出てくる欧米人のようにビジネスシーンでも、自然体でさりげなく帽子をかぶる習慣が定着してほしい」と願う。  帽子が定着するかどうかは"みんな"の動向次第だが、前出の高齢男性はこうも指摘している。「昔と比べて今は服装も髪形もラフになっているので、帽子があるから失礼だとも思わない。普段からピシッとしている人は帽子をかぶってもピシッとできる」

岐阜新聞社

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