雪上の“足跡”3kmたどり…容疑者逮捕 冬の北海道で警察が執念の捜査
雪の上の“足跡”を3キロたどって、容疑者を逮捕しました。 【画像】冬の北海道 警察官10名が“執念の捜査”
■警察官が“執念の捜査”
雪景色となっている北海道稚内市で28日午後9時ごろ、建設会社社長が忘れ物を取りに会社に戻ると…。 被害に遭った建設会社の社長 「死角の所からごそごそと音がしたので、その場で鉢合わせして『どちら様ですか?』と私の方から声をかけたら『警察に電話してください』ということだったので」 侵入した男は手にドライバーを持っていましたが、暴れる様子もありません。ところが通報の最中に…。 被害に遭った建設会社の社長 「ドサって音が聞こえたので、観念してソファーに座ったかなと思ったら、窓を開けて飛び出す音だった」 警察の到着前に男は窓から逃走、事務所からはおよそ11万6000円が盗まれていました。社長が全く知らない男。しかし、追跡の手がかりが残っていました。 被害に遭った建設会社の社長 「雪が積もっていたので足跡をたどって。警察もそっちのほうに向かった」 警察が雪の上の足跡をたどる捜査を開始します。足跡を追ったのは警察官10人ほど。 足跡が消える場面でも周囲を探し、先に続く足跡を見つけて、またたどるといった連携を取りながらの地道な捜査です。 そして、現場からおよそ3キロ、30分ほど足跡をたどった先に警察はついに不審な男を発見したといいます。 逮捕されたのは自称・住所不定、無職の43歳の男です。「やりました」と容疑を認めているということです。
テレビ朝日