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釣りに合う“コロナ・サイズ”の葉巻をご存知ですか

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LEON.JP

ファッションからカルチャー、旅やホテルからガストロノミーまで、ラグジュアリーライフをテーマに執筆活動を行っているコラムニストの中村孝則さんが、毎回1本のシガーを取り上げてその魅力と楽しみ方をご紹介する連載です。 中村孝則の「オトコの“贅沢“を詰め込んで……ザ・シガールーム」

「アウトドア葉巻のススメ」

個人的な話で恐縮でありますが、釣りが趣味です。対象とする魚はいろいろですが、この時期は渓流のイワナやヤマメをターゲットに、時間があればフィールドに出かけます。釣った魚は食べる分だけキープして、携帯用の燻製器を使ってアウトドアで燻製にすることもしばしば。そして、そんな時こそシガーを燻らせたりしますが、これこそが最高の気分にしてくれます。

コイーバを象徴するサイズがこのロブスト。発売された1989年当時は、もっとも太いサイズとして話題になりました。以来、ロングセラーを続ける逸品です。

アウトドアで酒や飯が美味しいことは皆さんもご存知でしょうが、シガーの旨さもまた別格なのです。その理由としては、空気の清涼さもあるでしょうが、何より開放感が気分や味わいを増幅させるのでしょう。おそらく釣り愛好家で知られるヘミングウェイや開高健も、釣りをしながらシガーを楽しんだに違いありません。  折しも新型コロナ対策で、3密(密接、密集、密閉)を避ける行動を余儀なくされましたが、一方で自宅にこもってばかりでは精神衛生上よろしくないとも思うわけで。釣りに限らず、サーフィンでもトレッキングでもキャンプでも、この状況が好転した暁には、アウトドアにぜひシガーを携えて出かけてほしいと思うのであります。

ちなみに、アウトドアであれば他人に配慮する必要もさほどありませんから、このロブスト・サイズのように、たっぷりとした煙を楽しめる一本が醍醐味ですね。もしくはコロナ・サイズや、さらに長めのダブル・コロナ・サイズなどに挑戦してもいいかもしれません。あ、断っておきますが、シガーでいうところのコロナというのは、古くからあるサイズ名で、今般のウイルスとはまったく関係ありませんので、念のため。 フィールドにふらっと出かけ、さらっとシガーを燻らせてみる。そんな遊び方ができるのも、大人の男の特権ではないかと、改めて思う、この頃なのでありました。

中村孝則(なかむら・たかのり)

コラムニスト。世界各地を独自の視点で読み歩きさまざまなメディアでラグジュアリーライフを提案。「世界ベストレストラン50」の審査員も務め世界各地で美食探求の日々を送る。 2020年6・7月号より ※掲載商品はすべて税抜き価格です

文/中村孝則 イラスト/林田秀一

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