ウィリアム皇太子、カミラ王妃の妹を再雇用せず 過去20年、公領のインテリアデザイナーとして働く
エリザベス女王が亡くなったのに伴い、王子から皇太子になったウィリアム皇太子。同時にチャールズ国王から、代々皇太子の持ち物として受け継がれてきたコーンウォール公領を相続した。その年次報告書が今週発表され皇太子の年収も明らかになったが、もう1つ見逃せない事実が発覚した。カミラ王妃の妹アナベル・エリオットが公領の仕事を離れていたことが明らかになった。 【写真】そっくりすぎてホラー? カミラ王妃と妹アナベル、激似の双子風アルバム
チャールズ国王の戴冠式では王妃の付き添いを務めるなど、王室行事でも存在感を発揮しているアナベル(写真一番右)。彼女はもともとインテリアデザイナーとして活躍していて2005年、つまりチャールズ国王がカミラ王妃と結婚した年に公領のチーフデザイナーに就任。公領内にあるコテージなどのインテリアのデコレーションを手がけ、給与の支払いを受けてきた。
しかし2023年4月から2024年3月の会計年度の報告書を見ると、彼女への支払いはゼロ。新聞「テレグラフ」は皇太子がもうアナベラ(写真右)を雇用していないことを関係者に確認している。とはいえ関係者は「それは彼女の仕事ぶりのせいではない。アナベラの仕事が完了し、スタッフたちも彼女から十分学んだからだろう」とコメント。彼女の仕事に皇太子が不満だったから解雇したわけではないと示唆している。ちなみに皇太子は2022年9月に公領の当主になったので、会計年度を最初から最後までコントロールするのはこれが初。
前会計年度の報告書を見てみると、アナベルの給料は年間19,625ポンド(約390万円)。他に家具の購入費用などとして12,316ポンド(約240万円)を受け取っている。公領のインテリアデザインの仕事は入札制ではないので、アナベルがコンペに参加して仕事を取った可能性はないと見られている。仕事が完了したと関係者は言っているものの、当主になった途端に20年も働いてきたスタッフを再雇用しないことを決めるというのはなかなかの出来事。皇太子の意図を巡って推測が飛び交い始めている。