【湘南|新体制】1点差負けが14試合…昨季最下位からの立て直しへ! 3年目の浮嶋監督が掲げたスタイルとは?
入国制限のかかるふたりのウェリントンはビデオ出演
湘南ベルマーレは1月21日、オンライン上で新体制発表会見を開催。2021シーズンユニホームとユニホームパートナーの紹介、事業説明が行なわれ、続いて2021シーズンの新体制が発表された。 【2020ー21移籍動向一覧】J1・J2・J3 新加入、退団、引退選手&監督動向まとめ 今季のスローガンは「一(いち)One Bellmare」だ。 3季目の指揮を執る浮嶋敏監督は、そこに込められた想いをこう語った。 「コロナの影響で大変な状況が続くなか、我々がサッカーをする意味を込めて『一』とした。この状況のなかで我々がいまできることは、このスローガンにあるようにひとつになって、地域やサポーターの方々に我々の戦いを通じて勇気や元気、そして勝利を届けること。苦しい時間帯に失点しない、逆に苦しいタイミングで点の取れるチームをつくっていきたい」 会見には10人の新加入選手が登壇し、それぞれ自身の特長や意気込みを語った。また新型コロナウイルスの感染拡大防止のための新規入国制限がかかっている、ウェリントンとウェリントン・ジュニオールの両ブラジル人選手はビデオメッセージで参加。あわせて、新たにコーチに就任した山口智氏も壇上で意気込みを述べた。 最下位に沈んだ昨季は、1点差の敗戦が14試合、引き分けは9試合を数えた。「昨年の課題のひとつは得点を取るところ」と坂本紘司スポーツダイレクターは指摘し、「シュート数が毎試合相手を上回るゲームをしていきたい。そのためには、誰かひとりのストライカーに頼るのではなく、攻撃のバリエーションを増やさなければいけない。高さやスピード、シュートテクニック、セットプレーなど、総合的に得点を取れる可能性を限りなく高めたいというのがひとつの狙い」と補強のポイントとともに今季を見据えた。 同じく昨季の課題を踏まえ、浮嶋監督は目指すサッカーをこう表現した。 「攻守にアグレッシブなサッカーは我々のベースですし、変えるものではないが、より攻撃に人数をかけて波状攻撃を仕掛け、ボールを失ったあとも波状のプレスをかけて奪い返し、得点を取るサッカーをしていきたい。守備も含めてゴールを取るためにスピーディーでダイナミックな部分をより強く出したい」 チームは1月25日より沖縄で一次キャンプに入る。昨季の苦い経験を活かし、新たな仲間とともにできるだけ早く戦術や基準の共有を図りたい。