オリックス2位右腕・寺西成騎、「プロ野球選手になったと実感」 背番号は過去2人のタイトルホルダーから継承
◇29日 オリックス新人選手入団発表(大阪市のホテル) ドラフト2位の寺西成騎(なるき)投手(22)=日体大=は「初めてユニホームを着させてもらって、またひとつプロ野球選手になったんだなと実感が湧きました。強いチームですし、日本一になった時も見ていますし、早くチームの一員となってプレーするのが楽しみです」と抱負を語った。契約金は7000万円、年俸は1100万円(金額はいずれも推定)。 背番号は過去2人がタイトルホルダーとなった「13」を受け継ぐことが決まった。2017年から19年まで背負った山岡泰輔投手が19年に最高勝率、20年から今季までつけていた宮城大弥投手が21年に新人王に輝いた。寺西は「第一線で活躍されているの背番号がいただけたので、すごい光栄ですし、僕もこの背番号に恥じないように長く活躍したいと思います」と意気込んだ。 アマ時代に全国大会や国際大会での経験が豊富な寺西は担当の小林敦スカウトに「伸びのあるストレートと多彩な球種を操る。将来的にはチームのエースとして期待の掛かる投手」と評される。 石川県出身で186センチ、85キロの右投げ右打ち。中学時代はU―15日本代表として「BFA U―15アジア選手権」で優勝。星稜高(石川)では奥川恭伸投手(現ヤクルト)の1学年後輩で、1年夏から4季連続で甲子園出場(3年春のセンバツは新型コロナウイルス感染症拡大の影響により大会中止)。2年夏は準優勝(登板は1試合)した。現ヤクルトの内山壮真捕手とバッテリーを組んでいた。 日体大では3年春にデビューして通算7勝をマーク。3年春は最高殊勲選手、最優秀投手に輝いた。今年は大学日本代表として2つの国際大会で優勝。今秋は明治神宮大会に出場した(福岡大との1回戦で敗退)。 アマで実績を積んできた長身右腕は先発ローテーション入りを目指す。
中日スポーツ