【2024年最新】首都圏私立大学の「入学前予約型奨学金」を紹介
予約型奨学金を選ぶ際のポイント
大学独自の進学前に予約できる奨学金は、ご紹介した通り大学ごとに制度が違ってきます。選ぶポイントとしては、対象者、給付金額、採用候補者数に注目してみましょう。 まず、首都圏私立大学の予約型奨学金では、対象条件に評定平均値を挙げている大学が多くあります。しかし、青山学院大学の「地の塩、世の光奨学金」のように、成績基準を設けていない大学もあります。評定平均に自信がない方は、こういった大学を視野に入れるのもよいでしょう。 次に、給付金額です。給付金額も大学ごとに異なり、また大学によっては学部で給付金額が異なるところもあります。理工系学部や医学部を目指している方は、他の学部よりも給付額や期間が多く設定されている大学があるので、選択の基準にしてみてもよいでしょう。 最後は採用候補者数です。こちらは大学の規模にもよりますが、採用候補者数が100名を切る大学もあれば、1,000名以上の大学もあります。給付条件には先述の評定平均値や保護者の収入要件等が関わってくるため、入学者数に対して採用候補者数がなるべく多い大学を選択したほうが、採用される可能性は上がります。 これらのように、大学ごとの制度をしっかりと確認して、なるべく奨学金を受給できるように大学を選択していきましょう。
首都圏私立大学の予約型奨学金のまとめ
大学進学にあたり、金銭面の問題で悩んでいる方も、ここまで見ていただいたように、現在は大学ごとにさまざまな予約型奨学金が設定されています。首都圏私立大学の場合は、基本的に一都三県(東京、神奈川、埼玉、千葉)以外に住んでいる方が対象になっていることや、保護者の収入要件によっては対象にならないこともあり、そういった点は前もって把握しておかなければなりません。 また、給付期間は原則4年間としている大学が多いですが、1年ごとに継続審査が行われるところがほとんどなので、先述の対象条件から外れてしまうと、途中から給付がストップしてしまうこともあります。 申請期間は1か月ほどと短く、大学によって期間も異なるので、こちらも出し忘れがないように早めに大学の公式サイトをしっかりと確認して、対象になりそうな方は積極的に利用していくとよいでしょう。 なお、「【2024年最新・完全版】首都圏私立大学の「入学前予約型奨学金」10選」では、早稲田大学や慶應義塾大学など、10大学の奨学金について紹介しています。ぜひこちらも合わせて確認してみてくださいね。 参照 JASSO(独立行政法人日本学生支援機構)|進学前に申し込む(予約採用)、青山学院大学|受験生向け奨学金制度(地の塩、世の光奨学金)、上智大学|学部入学前に出願する奨学金、法政大学|法政大学独自の奨学金
鈴木優志