【MLB】ドジャースが再びベッツを遊撃で起用へ ブルペンの補強はスコットとデビン・ウィリアムスに興味
ドジャースのブランドン・ゴームスGMは11月上旬の時点で来季ムーキー・ベッツが内野に戻ることを明言していた。それ以降、ベッツが二塁を守るのか、それとも遊撃を守るのか、関係者のあいだでも話題となっていたが、ゴームスGMは日本時間12月10日にウィンター・ミーティングの場でベッツが正遊撃手としての準備を進めていく予定であることを明言。「彼はチャレンジする準備ができている。オフシーズンをフルに使えば、課題に取り組めると感じているようだ」とゴームスGMは語った。 2024年シーズンの主要アワード受賞者まとめ 右翼手として6度のゴールドグラブ賞に輝いているベッツだが、今季は正二塁手としてスプリング・トレーニングを迎えた。しかし、正遊撃手に予定されていたギャビン・ラックスが守備面で苦戦したため、ドジャースの首脳陣は二遊間を入れ替えることを決断。ベッツは正遊撃手として開幕を迎え、左手の骨折で6月中旬に離脱するまでのあいだ、その座を維持した。 ベッツは戦列復帰後、遊撃から右翼へ戻ることになったが、来季は再び遊撃の守備に挑戦することに。ドジャースはベッツを複数のポジションで起用するつもりはなく、これは今季遊撃と中堅を兼任したトミー・エドマンが中堅に固定されることを意味する。よって、今後大きな補強がない限り、ラックスが引き続き二塁のレギュラー格として起用されることになるだろう。 なお、ブレイク・トライネンの引き留めに成功したドジャースは、さらなるブルペン補強を目論んでいる。米メディア「ジ・アスレチック」でドジャースを担当するファビアン・アルダヤ記者によると、ドジャースはパドレスからFAになったタナー・スコットやブリュワーズからのトレード放出が噂されているデビン・ウィリアムスに興味を示しているようだ。両投手とも球界トップクラスの実力を持つ一流のリリーバーであり、獲得に成功すれば、今季王者のドジャースにとって大きな戦力アップとなることは間違いない。