『鎌倉殿の13人』新垣結衣が八重の思いを語る 「時間が戻ってしまったような感じ」
毎週日曜日に放送されているNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』。このたび、八重を演じた新垣結衣よりコメントが寄せられた。 【写真】義時(小栗旬)と抱き合う八重(新垣結衣) NHK大河ドラマ第61作目となる本作の舞台は、平安時代後期から鎌倉時代初期。義兄でもある鎌倉幕府初代将軍・源頼朝(大泉洋)にすべてを学んだ二代目執権・北条義時(小栗旬)を主人公に、武士の世を盤石にした彼の生き様、翻弄された周囲の人々を描き出す。脚本を『新選組!』『真田丸』に続き大河ドラマ3作目となる三谷幸喜が手掛ける。 新垣は第21回での息子・金剛(森優理斗)とのシーンについて、「『母上は金剛の母上なのに自分だけじゃダメなのか』というのを、演出としてちょっと言いづらそうにする、という間があったんです。金剛がそれだけ思い切らないと、そういう自分の願望のようなものを素直に発言させてあげられない状況になってしまっている、ということに気づいた瞬間は、やっぱり『本当にごめん』という気持ちになりました。でも、身寄りのない子どもたちを助けてあげたい、つらい思いをしている人たちを助けてあげたいというのは、八重が新しく見つけた生きる意味のようなものなので、金剛には我慢をさせて本当にかわいそうなことをしているなと思いました」とコメント。 また、義時(小栗旬)が預かってきた少年・鶴丸については、「鶴丸と出会った瞬間は『(かつて失った息子の)千鶴丸と名前は似ているな』というようなことは思ったかも知れませんが、そこまで運命というものは感じていなかったと思います。でも、鶴丸が溺れてからのシーン、川のシーンでやっぱり千鶴丸と鶴丸がしっかり重なってしまって、周りが見えなくなるというか、千鶴丸が自分のもとから離れてしまったときに一瞬、八重の中で時間が戻ってしまったような感じだったのかなと思います」と八重の気持ちを振り返った。
リアルサウンド編集部