田中将大はなぜ「楽天に居場所なくなったのか」 昨年の“出来事”から気持ちが切れたとの声
田中将大はなぜ楽天からの退団を選択したのだろうか……。球団最大の功労者に「居場所がない」と感じさせたのにはいくつかの理由があったようだ。 【写真】「2億円」が「400万円」に急降下 球史に残る“大減俸”を味わった選手がこちら 「(田中の退団は)残念だし信じられない。来年も一緒にプレーできると疑わなかった。気持ちでプレーする男なので、それが切れてしまったのかもかなぁ」(楽天関係者) 「マー君、退団」のニュースは球界だけでなく日本中を驚かせた。11月24日に自身のYouTubeチャンネルで楽天球団からの条件提示を断って退団、他球団でのプレーを目指すことを発表した。 「提示を受けた時に受けた印象としては、もう期待はされていないんだなと。最適な言葉がなかなか思い浮かばないですけど、これはちょっと他球団に出て、新しいところで、求められるところでやるのが自分にとって一番だなと感じた」(11月26日、楽天モバイルパークでの取材にて) 退団発表2日後には田中本人によるマスコミ対応が行なわれた。退団に至るまでの球団とのやり取りや素直な思いが赤裸々に語られた。 「球団は田中の今季成績を査定して野球協約の減額制限を超える条件提示をした。田中は条件に納得できず契約を拒否して退団を選んだ。事務的には通常の流れだが感情の部分では両者に溝を感じる。円満退団ではないことが明らかになった」(スポーツ新聞野球担当デスク) 球団は今季年俸2億6000万円(推定)から減額制限(年俸1億円以上は40%)を超える大幅な減俸額を提示したとされる。田中は条件提示に納得せず自由契約を望んだため、球団も来季の保留者名簿に載せないことを決定。今後は新天地への移籍を目指すこととなった。 「提示額は1億円前後だったと思われるが、田中自身も語っているように金額の問題ではないように思える。不信感が募り同球団でプレーする気持ちがなくなったしまったようだ。安楽智大によるパワハラ行為への関与疑惑から、球団との関係が冷め始めた感じがする」(スポーツマネージメント会社関係者)