スモークリング迷彩が映える!イタリアの名戦闘機が完成!【達人のプラモ術<マッキ MC.202フォルゴーレ>】
■飛行機好きなら一度は作りたいイタリアの最優秀戦闘機
1/32スケールでは初となる「マッキMC.202フォルゴーレ」完成しました! あまりなじみのない機体ですが、第二次大戦でのイタリアを代表する高性能戦闘機だけに、同時代のメッサーシュミットBf-109やスピットファイア、P-51マスタング等と比べても遜色がありません。ファストバックタイプのキャノピーと長い機首はエアレーサー的でもあり、シュナイダーレーサーの血を引いているのだなぁと感じさせてくれます。 【制作風景を詳しく見る】 キットはイタレリの本気を随所に感じることができる優良キットです。ダイムラーDB601を国産化したアルファロメオR.A.1000 RC.41エンジンも再現度が高く、完成後も楽しめます。そして特徴でもあるデカールで再現するスモークリング迷彩は、簡単とは言いませんが塗装とは一味違う面白さを味わえます。個性的なレシプロ戦闘機を作ってみたいならオススメのキットですよ!
■細部を仕上げて完成を目指す
スモークリング迷彩のデカールを貼り終えた時点で達成感MAXになってしまい、気分的には完成!だったんですね。しかし実際は、後づけにした主脚の取り付け、ちょっと古さを感じるフレームの多いキャノピーの塗装、アンテナ線の工作などまだまだ作業がテンコ盛りではありました。1/32という大スケールだけに細部までディテールが再現されているので手は抜けません(涙目)。
■エンジンフェアリングは選択式
キットはよくできたエンジンが再現されており、5分割されたカバーを取り外せば、エンジンとガンベイドア内部を見られます。実のところインストでは、エンジンフェアリングパネルは外した状態か接着した状態のどちらかを選んで製作せよ、と指定されており、完成後に取り外しできる仕様にはなっていません。 作例は、エンジンも見たい、機体のフォルムも楽しみたい、というわがままを押し通すために、両面テープで各パネルを固定。取り外し可能にしています。パネル自体の嵌合性は良いのですが、プラのテンションもあり、やはりピタリとはいきません。若干パネルのラインに段差が生じています。