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陸上かつての大スター、世界陸連コー会長が電通との取引で不適切行為の疑い 英国会が調査の可能性

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中日スポーツ

 世界陸連のセバスチャン・コー会長(63・英国)が、自らが会長を務めるスポーツ代理店が、電通との取引を申告しなかったなど、不適切な行為をした疑いが持たれ、英国会から調査される可能性があることが20日、分かった。同日、英国高級紙デイリーテレグラフが特報で報じた。  ジョン・ニコルソン下院議員は、世界陸連のテレビ放映権など商業上の権利をコー会長自らが会長を務めるCSMスポーツ・エンターテインメント社が保有し、利益を得ていたことを問題視。また、その電通との契約条件についても懸念があるという。  さらにコー会長は役職上、CSM社と電通との取引について、利益相反になる可能性がありながら、これを世界陸連に一切、申告していない。世界陸連の広報官もコー会長が、CSM社と電通との取引や、それによって得た利益について一切、申告していないことを認め、これは同連盟の規約に違反する。  ニコルソン議員は「緊急の問題として、デジタル文化メディアスポーツ省のダウデン相に調査を進言する」と明らかにした。コー会長は「私と世界陸連、CSMは、強力なガバナンスにより、コンプライアンスを順守している。不適切な行為の申し立てを非常に真剣に受け止めている」と同紙の取材に答えた。  コー会長は1980年モスクワ五輪、84年ロサンゼルス五輪の陸上男子1500メートルで2大会連続金メダルに輝いた元スター選手。2012年ロンドン五輪では組織委員会会長を務めた。15年に世界陸連の会長に就任。そのときCSM社は直接、世界陸連から仕事を受けたことはなく、利益相反について、厳格なコンプライアンスを常に順守している、と強調していた。  国際オリンピック委員会(IOC)はすでに理事会で、コー会長らを新委員候補として7月の総会に推薦することを決定。IOCのバッハ会長は「この推薦を受け入れる条件は、CSM社の会長職から退くこと」と話していた。コー会長は現在も、CSM社の会長に留まっている。

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