万博にウクライナが参加の方向で調整 パビリオンは開催国が建物を建設する「タイプB」か複数国による共同の「タイプC」を想定
大阪・関西万博にウクライナが参加する方向で日本側と調整していることが関係者への取材でわかりました。 ロシアによる軍事侵攻が続くウクライナは、大阪・関西万博の参加国となっていませんでした。しかし、日本の政府関係者などによりますと、ウクライナは万博に参加する方向で調整を進めていて、開催国が建物を建設する「タイプB」か、複数国による共同パビリオンの「タイプC」での参加を想定しているということです。 関係者は「タイプBパビリオンで参加する場合、内装を簡素化するなどしないとそろそろ間に合わなくなってくる。タイプCパビリオンであれば、展示内容が決まれば2か月程度で完成するし、展示面積が少なく参加国の負担が少ないので、タイプCを中心に調整していくことになるだろう」としています。 日本側は、現時点では来年4月の開幕に間に合わせることも可能だという見方を示していて、今後もウクライナ側と調整を続けるということです。 ロシアは当初、大阪・関西万博に参加する予定でしたが、去年11月のBIE総会で不参加を表明しました。
MBSニュース