新型コロナ感染拡大「高齢者施設での面会は原則自粛を」大阪・吉村知事会見7月13日(全文1)
大阪府の吉村洋文知事は13日午後、定例会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「新型コロナ「第7波に入った」 大阪府・吉村知事が定例会見(2022年7月13日)」に対応しております。 【動画】新型コロナ「第7波に入った」 大阪府・吉村知事が定例会見(2022年7月13日) ◇ ◇
明らかに2倍を超える速度で増えている
司会:ただ今から知事記者会見を始めさせていただきます。よろしくお願いします。初めに知事よりご説明がございます。知事、よろしくお願いいたします。 吉村:まず新型コロナウイルス関連についてです。現状の状況についてご説明をいたします。先日、本部会議を行いましたので、この方針のとおり進めてまいりますけども、現状についての方向性を説明させていただきます。 まず直近の新規陽性者数ですけれども、直近は増えておりまして2.22倍という状況になってます。これはデルタのときですけども、第6波のオミクロン株、そして明らかに2倍を超える速度で増えていますので、もうこれはこのあと第7波に入っていく、もう第7波に入ったという状況で、さらに拡大が予測されます。 陽性率も増えてきてるという状況です。直近では29%ということで、この陽性率が右肩で上がってきてますので、これはやはり市中での感染が増えてきている、新規陽性者数も増えています。そしてまた陽性率も増えてますから、やはり感染が拡大している傾向にあるということです。 そして無料検査、無症状の検査の点ですけども、これも少し増えてます。前回までは1%台でしたけど、1.4%でしたが、直近では2.3%になっています。ちなみに第6波の一番高かったときはこの無料検査、無症状の無料検査上は14%まで拡大をいたしました。
市中感染が拡大している状況
ここも少しずつですが増えてますので、やはり市中の感染が少しずつ拡大しているという、少しずつというか市中感染が拡大しているという状況です。 年代ですけれども、どの年代ももうおしなべて増えてるというのが今回の、今の状況です。10代以下が1.2ということになってますので、20代、30代より10代以下のほうが割合は高くなってます。それ以外は1.16ということで、きのうだけの数字を見るとそう見えますが、おしなべて見るとどの年代も増えてる。高齢者の層は少し、そこまで高くはありませんが、ただ10代以下、それから20代、30代、そして40代、50代も右肩に上がってきているという現状です。 変異株です。まさに今増えてる理由の大きな1つとして変異株、オミクロン株の亜系統が置き換わっているということだと思います。それがBA.5です。ここについては全国で指摘されてるとおり、もう大阪でも同じ状況です。BA.5の増え方ですけれども、スクリーニング検査をしてますと前回までの1週間は26.9%でしたが、今回は39.2%、約40%になりました。25%から40%、15ポイントぐらい増えているという状況です。その前の週は8.6%でしたから、やはりこのBA.5の、BA.5かBA.4なんですけども、ゲノム検査、ゲノム解析をする限りではやはりBA.5だと思ってますので、このBA.5の変異株、これの割合は増えてきている、今はもう40%になってるという状況です。今後さらにこれは増えてくると思われます。 病床の使用率です。この陽性者数が増加しますので、これに応じて当然病床使用率は高くなってきます。重症はまだ1.2%という状況ですが、軽症・中等症については27.7%という状況になってます。今後もこの割合は高くなってくることが予測されます。 それから宿泊療養も今増えてる状況です。26%です。フェーズも病床使用率、そしてこの宿泊療養の使用率に応じて今フェーズを引き上げてるという状況です。今後、自宅療養もそうですけども、増加が見込まれるという状況です。 現在「大阪モデル」の黄色信号、警戒信号をつけているという状況です。基本的な感染対策をお願いしたいと思います。お1人お1人の感染対策をお願いします。またリスクの高い方をお守りするということが非常に重要になってきます。ですので、高齢者の命と健康を守るという観点から、これは本当に多くの方にご理解とご協力をお願いすることになるんですけれども、高齢者施設での面会については原則自粛をお願いいたします。