Yahoo!ニュース

IDでもっと便利に新規取得

ログイン

Perfumeオンラインフェスで圧倒的バーチャルパフォーマンス、中止になった東京ドームに決着付ける

配信

  • この記事についてツイート
  • この記事についてシェア
音楽ナタリー

Perfumeのメジャーデビュー15周年および結成20周年を祝うべく、メジャーデビュー記念日である9月21日にオンラインフェス「"P.O.P" Festival(Perfume Online Present Festival)」が開催された。 【写真】「Perfume 8th Tour 2020 "P Cubed" in Dome」東京・東京ドーム公演の中止を告げるモニター。(メディアギャラリー他11件) このイベントは、Web上にオープンした特設会場に実際のフェスさながら複数のブースが設置され、有料のメインブースと無料のバラエティトークブースでそれぞれ、メンバーのソロ企画などさまざまな番組を配信するというもの。2つのブースのほかにも、リアル脱出ゲームとコラボした謎解きや、Perfumeにまつわる知識を問う「P.T.A.検定」といった体験型コンテンツ、クックパッドで募集した「Perfumeに食べてほしいフェス飯」を実際にメンバーが作るフードコート、Perfumeのヒストリーを閲覧できる展示など、多彩なコンテンツが用意された。この記事ではメインブースとバラエティトークブースの2カ所で行われた配信について紹介しつつ、メインブースのトリを飾ったパフォーマンス「Perfume Imaginary Museum "Time Warp"」の模様をレポートする。 □ のっちは◯◯とゲームがしたい! / かしゆかの寝ても覚めても猫 / TV Bros.連載『たちまち、語リンピックせん?』特別編何年も忘れてたことを(何かの拍子 急に)思い出すTV 13:30になるとまずメインブースで、メンバー3人が生配信で各ブースの見どころや楽しみ方などを紹介。その後にメインブース最初のプログラムとして、のっちのソロ番組「のっちは◯◯とゲームがしたい!」がスタートした。この番組は音楽ナタリーの連載「のっちはゲームがしたい!」の映像版で、のっちが一緒にプレイしたい相手を迎えてゲーム配信をするというもの。サバイバルホラーゲーム「Dead by Daylight」で殺人鬼となってファンクラブ「P.T.A.」会員たちに襲いかかったり、木村咲愛(さくら学院)と「1-2-Switch」で和気あいあいと7番勝負を繰り広げたり、60人対戦のパーティゲーム「Fall Guys」で月ノ美兎(にじさんじ)と手を組んで決勝を目指したりと、のっちはゲーム三昧の1時間を過ごした。 一方バラエティトークブースではこの時間、猫好きのかしゆかが司会を務め、坂本美雨と中川翔子という愛猫家2人がゲスト出演するトーク番組「かしゆかの寝ても覚めても猫」を配信。猫カフェで収録が行われたため頻繁に猫が乱入して会話が中断されながらも、3人は猫愛あふれるトークを繰り広げ、最後は店の猫たちと心ゆくまで戯れた。バラエティトークブースではその後、Perfumeの3人が32個のキーワードをもとに忘れかけていた過去のエピソードを回想する「TV Bros.連載『たちまち、語リンピックせん?』特別編何年も忘れてたことを(何かの拍子 急に)思い出すTV」がスタート。彼女たちはこの番組で「ちょっかい」「スパイスィ→カレー」「近未来魚屋」「春の移動教室」などのキーワードが何を意味するのかを当て、「この20年間で一番怖かった怪奇体験は?」「この20年のライブで一番のやっちゃった失敗は?」というテーマでこれまでの活動を振り返った。 □ かしゆかの のんびり しっぽり / のっちの私達ともだちだよね? / Perfumeとちょっと遅めの夏祭り / あ~ちゃん×かしゆか×のっちの女子部屋 ガールズトーク▽ 15:15からメインブースで配信されたのは、かしゆかがいとうあさこと共に江戸切子作りを体験するロケ番組「かしゆかの のんびり しっぽり」。Perfumeの楽曲「Pick Me Up」の衣装の柄の元となった切子を制作した江戸切子の工房、堀口切子を訪問した2人は、優しくも厳しい指導を受けながら、回転する研磨機でグラスを削って模様を描いた。さらに彼女たちは1回1万円の“江戸切子ガチャ”にも挑戦。完成した自作の江戸切子グラスに日本酒を注いで乾杯し、優しくハートウォーミングなトークを展開した。バラエティトークブースでは、のっちがプライベートで交友する花澤香菜と対談する「のっちの私達ともだちだよね?」を配信。2人は「香菜ちゃんの手料理が食べたい」「週1収録のラジオ番組をやりたい」といった話題で盛り上がった。さらに坂本真綾からのビデオレターが届き、坂本がのっちや花澤との関係性やそれぞれに対しての印象、「Perfumeでカバーするならこの曲」といったトピックについてトーク。のっちと花澤はその後「いい大人の女の条件」について語り合った。 続いてメインブースでは、Perfumeの3人がスタジオに特設された夏祭り会場から「Perfumeとちょっと遅めの夏祭り」を生中継。浴衣姿で登場した彼女たちは、高速で流れるタピオカを箸でつかむ高難易度な“流しタピオカ”を楽しんだり、輪投げやスーパーボールすくいなどの屋台を満喫。最後はのど自慢大会が行われ、のっちがポルノグラフィティの「ミュージック・アワー」、あ~ちゃんがJITTERIN'JINNの「夏祭り」を熱唱した。さらにメインブースでは、メンバー同士でのお泊り会トーク「あ~ちゃん×かしゆか×のっちの女子部屋 ガールズトーク▽」(▽はハートマーク)を配信。愛用の部屋着姿で集まった3人が、実際に使っている美容グッズやメイク道具などをオススメし合ったり、あ~ちゃんが持参した2001年頃に3人で撮った大量のプリクラを見ながら盛り上がった。 □ あ~ちゃん ちゃあぽんの!“West Side Story”番外編 - JAM SP - / ライブナタリー Presents RESPECT! トークライブ ~Perfume~ / あ~ちゃんプレゼンツ「恋愛ドラマなトークがしたい」女子会スペシャル この頃バラエティトークブースでは、あ~ちゃんと西脇彩華(9nine)の姉妹がJFN系列で放送しているラジオ番組「あ~ちゃん ちゃあぽんの!“West Side Story”」の映像版を配信。西脇家と家族ぐるみで付き合いをしている近藤春菜(ハリセンボン)をゲストに迎え、リスナーの家族にまつわる事件を紹介する「K・J・B(家族事件簿)」と、自分が愛するものを熱く語る「J・A・M(自分が愛してるもの)」という番組の名物コーナーを行い、仲良し同士ならではのにぎやかなトークを展開。彼女たちはリスナーから届いた手紙を紹介しつつ、「J・A・M」のコーナーでは3人が大好きなNiziUの話で盛り上がった。 そしてバラエティトークブース最後のプログラムは、Perfume好きの著名人が集結するトーク&クイズ番組「ライブナタリー Presents RESPECT! トークライブ ~Perfume~」。遠山大輔(グランジ)の司会のもと、しばたありぼぼ(ヤバイTシャツ屋さん)が「PerfumeがいなければヤバイTシャツ屋さんは結成されなかった」、ようなぴ(ゆるめるモ!)が「Perfumeがいなければ自分はアイドル活動をしていなかった」とそれぞれ明かし、田口華(ex. さくら学院)はPerfumeがきっかけで高校で一番の親友に出会ったという奇跡的なエピソードを話した。また、かつて“perfumen”という振りコピユニットで活動していた白服(MeseMoa.)は、2013年の「第2回 Perfume ダンスコンテスト」で優勝した際のトロフィーを持参して出演。キレのある動きで「シークレットシークレット」の振りコピを披露した。 フェスも終盤に差し掛かった頃、あ~ちゃん、きゃりーぱみゅぱみゅ、桃、西脇彩華による「あ~ちゃんプレゼンツ『恋愛ドラマなトークがしたい』女子会スペシャル」がメインステージでスタート。これはあ~ちゃんがレギュラーMCとして出演しているABEMAの恋愛リアリティショー「恋愛ドラマな恋がしたい」の名場面を振り返るという企画で、4人は笑いながらツッコミを入れたり、切ないシーンに涙を浮かべたりしつつ、それぞれの思いを熱く語り合った。番組後半には「ドラ恋」シーズン4のメンバーで、あ~ちゃんが“心からの推し”だったという西野未姫もスタジオに登場。番組終盤には、桃からの質問に答える形であ~ちゃんがファーストキスのエピソードを明かし、さらに番組スタッフと西野からのサプライズで「あ~ちゃんにキスエチュードをやってもらってキュンキュンしてもらおう」という企画が行われた。そしてスタジオには「ドラ恋」シーズン3に出演した平井亜門が登場。あ~ちゃんは「ホントにやるの?」と動揺しつつ、アクリル板越しに平井とのキスエチュードに挑戦した。 □ Perfume Imaginary Museum "Time Warp" そしていよいよオンラインフェス最後のプログラム「Perfume Imaginary Museum "Time Warp"」が始まった。開始直後、画面には3人の後ろ姿が映り、彼女たちは「2020/2/26」というラベルが貼られたVHSをビデオデッキに差し込んで再生ボタンを押す。するとブラウン管のテレビには、2月26日に行われる予定だったドームツアー「Perfume 8th Tour 2020 "P Cubed" in Dome」東京・東京ドーム公演が、新型コロナウイルス感染拡大に伴う政府の要請に従って開場直前に中止になった瞬間の映像が映し出された。会場の外で落胆するファンの姿は粒に変わり、天に昇って世界中に拡散。ドームの中ではリハーサル中にライブ中止を告げられ涙するメンバーが、誰もいない客席からステージの光景を観ている。その後タイムスタンプが2020年9月21日に変わると、世界中に飛び散った粒が再び東京ドームに集結。それらの粒はドーム内で再結晶化してステージの形になり、本物かと見紛うほどのリアリティをもって仮想空間にドームツアーの会場が再現された。 Perfumeがつぶやく「もう一度、あの日から始めよう。And then, to the future」という言葉と共に、あの日止まった時計がまた動き始めるようにライブが再開。2008年の初のツアーのオープニングを再現した演出でバーチャルな東京ドームにメンバーが登場し、ドームツアーと同様にまずは「GAME」が披露された。 「GAME」が終わるとステージが浮上して東京ドームを飛び出し、架空のミュージアムに舞台を変えて「エレクトロ・ワールド」がスタート。バーチャルな空間内で視点や背景が次々に切り替わり、時折メンバー自身の姿もCGと化すが、あ~ちゃんは生身のメンバーがそこにいることをアピールするように「ヘイ! ヘイ!」と視聴者を煽っていた。続いて「GLITTER」が始まると、メンバーが殴り割ったガラスがキラキラと輝きながら周囲に漂い、その破片1つひとつにこのフェスのハッシュタグ「#prfmPOPFes」が付いたツイートが映し出された。 彼女たちはその後も架空のミュージアム内を移動して、展示された自分たちの3Dスキャンデータに体を重ねながらライブを進行。ドームツアーでも披露された「Chrome」を経て「edge」に突入し、次々に攻撃的な楽曲が繰り出されるセットリストで視聴者を圧倒した。一瞬の早着替えののち始まったのは、メジャーデビュー時から現在までのライブタイトルを読み上げて、そのライブでパフォーマンスした曲の特徴的な振り付けを時系列に次々に披露する「Visualization」。今回は最後にドームツアーでの「Challenger」の振り付けを加えて最新バージョンにアップデートされていた。 開始以来ノンストップでパフォーマンスを続けていた彼女たちだったが、続く「再生」を歌い終えたところで息を切らしながらこの日初めてのMCを開始。あ~ちゃんが「私たちの記念日にこんなにまだお祝いしたいよって言ってくれる人がたくさんいてくれること、本当にうれしいです」と語り、3人は「ありがとうございます」と言いながら視聴者に頭を下げた。のっちは泣くのをこらえるようにしながら「みんなで作ったPerfumeの歴史なんだなというのを、今日パフォーマンスしながら思い起こして、すごく幸せな気持ちになりました」と笑顔で回想。かしゆかは「今回私たちにとって新しい挑戦になるパフォーマンスの形でしたが、私たちの可能性ってまだまだあるし、みんなとつながれる方法って探せばたくさんあるんだなっていうのを感じました」と振り返り、視聴者に「ここから明るい未来にみんなで行けたらいいなと思っています。必ずまた会える日が来ると思うので、ちょっと待っててください」と呼びかけた。 「今この時を、それぞれの人生みんな生きてると思います。それぞれに感じることはあると思いますが、私たちもあなたもドキドキする、そんな時間を過ごしてくれたらいいなと思います」というあ~ちゃんの言葉を合図にして、最後に披露されたのは「Time Warp」。ヴェイパーウェイブ感のあるポップな映像の中で、3人は楽しそうに踊っていた。曲が終わるとCGが消えてグリーンバックの部屋が映り、彼女たちはフェスの締めくくりとして改めて視聴者や関係者に感謝の言葉を贈った。あ~ちゃんは涙を浮かべながら「自分たちをかたどってくれるすべての結晶を大切に、これからもPerfumeとして生きていきたいと思います」と宣言。3人は1日を振り返って「本当に楽しかった!」と喜び、視聴者に手を振りながら配信を終えた。 なお「"P.O.P" Festival(Perfume Online Present Festival)」の、「P.T.A.検定」および「P.T.A. Exclusive BBS」を除くすべてブースは9月30日まで楽しむことができる。有料配信されたメインブースも同日までチケットの購入が可能で、現在アーカイブ配信が行われている。 ■ 「Perfume Imaginary Museum "Time Warp"」2020年9月21日 セットリスト 01. Intro 02. Opera 03. GAME 04. エレクトロ・ワールド 05. GLITTER 06. Chrome 07. edge 08. Visualization 09. 再生 10. Time Warp ※記事初出時、本文の一部に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。

【関連記事】