万博来場者輸送に新大阪から直通列車「エキスポライナー」 JR西、来春のダイヤ改正発表
JR西日本は13日、来年4月に開幕する2025年大阪・関西万博の来場者輸送に向け、新大阪駅(大阪市淀川区)から万博会場近くの桜島駅(同市此花区)への直通臨時列車「エキスポライナー」を新たに運行するなどのダイヤ改正を発表した。来年3月15日から実施する。 現在、エキスポライナーの区間は乗り換えが必要で25~30分かかっていたが、5~10分短縮される。新大阪発で1日14本、桜島発で1日12本を予定し、1時間に1本程度運行する。 万博関連では山陽・九州新幹線で、期間中の週末を中心に鹿児島中央駅(鹿児島市)の始発を35分繰り上げ、午前6時発の臨時便を設定。これにより、新大阪駅には午前9時台の到着が可能となる。大阪環状線や桜島線、阪和線でも朝・夜に列車を増便し、利用客増に対応する。JR西の岸本良記運輸部長は「万全の準備で万博を支えていきたい」と話した。 JR東海も同日、万博期間中の週末などの午前6時台に、東海道新幹線の東京発新大阪行きの臨時「のぞみ」を1本増便すると発表した。