松山英樹がジュニアレッスン会に参加 “同僚”の弟も直接指導
PGAツアーで今季2勝を挙げた松山英樹が14日、都内のゴルフ練習場でジュニアレッスン会を行った。所属契約先のレクサスが昨年に続きイベント「Play Golf with Hideki Matsuyama 2024」を実施。「パリ五輪」銅メダリストが全国から集まった中高生男女19人にアドバイスを送った。 【画像】五輪に懸けた松山英樹の胸の奥底 松山はドライビングレンジの打席で、参加者全員に個別レッスン。ジュニアのスイング、ショットに視線を送りながら、一人ひとりの悩みに答えた。小学生時代にファンとして試合会場で声援を送ってくれた女子中学生や、後輩にあたる高知・明徳義塾高の女子高生の参加にビックリ。来春に東北福祉大に入学する男子高校生にもさっそく目を凝らした。
PGAツアーで一緒にプレーする久常涼の弟・優樹さん(岡山・作陽学園高)の登場には「兄貴に教えてもらえ!」と思わず笑顔を見せた。これまでは、あいさつを交わした程度で会話したのは今回が初めて。インパクト後のフォローの動きについて、「兄貴みたいに低く、横回転で出せるように」と助言した。 イベント後半にはトークショーが開かれ、キャリアでの挫折についても言及。2017年のメジャー「全米プロ」での逆転負けを挙げ、「なかなか気持ちを切り替えられないまま2年くらい過ごした」と明かした。スランプに陥った時期についても「(良い)結果が出ないと気持ちは沈むが、『今までできなかったものが、できるようになった』という小さな目標をクリアしている感覚があった」と回想。21年「マスターズ」制覇をはじめとしたその後の活躍に繋がった要因を語った。
今年の「日本アマチュア選手権」を史上最年少の15歳344日で制した松山茉生(福井工大福井高)とは2年前に、同様の形式のレッスン会で初対面し、11月の「ダンロップフェニックス」で再会。未来ある次世代のゴルファーに期待を寄せている。(編集部・桂川洋一)