汚染防止訴える「クジラ」 プラ条約会場前に模型登場
【釜山共同】プラスチックによる環境汚染を防止する国際条約策定に向けた協議が進められている韓国・釜山の国際会議場前に、マッコウクジラの模型が展示され、訪れる人々の目を引いている。大きく開いた口から見える内部には、浜辺の清掃で集められたレジ袋やプラスチック容器のごみがぶら下がっており、汚染の深刻さを訴えかけている。 展示の説明によると、制作者は韓国の芸術団体に所属するアーティスト。海岸に打ち上げられたマッコウクジラから漁網や使い捨てのコップなど大量のプラごみが見つかるケースが世界各地で報告されており、模型は「プラごみに悩まされるクジラの苦しみ」を表現しているという。