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「3年以内に札幌でタイトル」「ヨーロッパへ」「バロンドール」。大志抱く国見の「大器」FW中島大嘉が札幌新加入会見

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ゲキサカ

 最終目標は「バロンドール」。同世代でライバル視しているのは「ホーランド」。そして、「3年以内には札幌でタイトルを取って、自分もヨーロッパにチャレンジできたらいい」。スケール大きな大型ストライカーは、その目標に本気で挑戦する――。  1日、国見高(長崎)から北海道コンサドーレ札幌へ加入するFW中島大嘉(3年)の新加入記者会見が同校で行われた。地元・長崎のメディアに加え、オンラインで北海道や各地のメディアが参加した記者会見には中島のほか、札幌の竹林京介強化部長と国見の山口朋之校長、同校サッカー部の内田利広総監督、木藤健太監督が出席。会見で中島はまず「自分がここにいれるのは自分をサポートしてくれた人たちのお陰だと思うので、プレーでも、言葉でも(感謝の念を)伝えていければいいと思っています」と感謝を口にした。  そして、真剣な表情で掲げた将来像は、非常に大きなモノ。「自分は、『最終目標がバロンドールだ』と言っています。難しいのは分かっているんですけれども、サッカーをやるからにはそこを目指したいですし、一番近い目標では3年以内でヨーロッパに行くこと。そのためには1年目からしっかりとゴール、結果を残さないといけないと思う。3年以内には札幌でタイトルを取って、自分もヨーロッパにチャレンジできたらいい」とプロでの意気込みを口にした。  中島は身長188cmのサイズと、50m走5秒台という快足などアスリート能力の高さを備えた「大器」。ストライドの大きなランニングフォームは躍動感溢れ、そのスピードと抜群の跳躍力を活かしてゴールを奪い取る。国見で全国出場の経験はないものの、昨年から徐々に注目度が向上。今年は新型コロナウイルスの影響で公式戦の中止が相次いでいたものの、複数のJクラブが関心を寄せる存在となった。  札幌は今年7月に鳥取で開催された練習試合で中島のプレーをチェック。会見に出席した竹林強化部長は「スカウトの鈴木(智樹)が鳥取の練習試合を見た時に大嘉くんの能力に『一目惚れ』をして。私どもに報告があり、クラブの中で社長・GMと相談をした結果、すぐに(獲得を目指して)行こうということで、7月末に(オファーの)お話をさせて頂きました」と説明する。  J1札幌のスカウトに『一目惚れ』させたという中島の能力。一般的にスカウトは幾度かプレーをチェックし、クラブに練習参加させて現場の意見も聞いたりするだろう。今回、コロナ禍にあるとは言え、札幌は「(複数のチェック、練習参加など)その必要がないくらい輝いていた、という報告を受けました」(竹林強化部長)とオファーを即決。他にも中島獲得を目指していたクラブがあったが、本人は「(施設見学へ行った際に)凄く良い環境が整っていると思ったのと、ここで自分がしっかり努力できれば間違いなく大きく成長できると思いました。このチームで努力していければ自分の目標とするところに近づけると思ったので、このチームを選ばせてもらいました」と札幌入りを決断した。  また、「自分と同じようなタイプ」(中島)のFW鈴木武蔵(現ベールスホット・ビルレイク)が、札幌から日本代表選出、海外移籍とステップアップしていることも「分かりやすい判断材料」になったようだ。中島は名将・ペトロヴィッチ監督の下で自分を磨き、鈴木のように日本代表、世界へ羽ばたくつもりでいる。  国見から直接Jクラブに加入するのは07年度まで在籍したFW白谷建人がC大阪入りして以来13年ぶり。国見の内田総監督は「子どもたちに夢を与えられるような選手になってもらいたいと思います」と期待する。今後については、札幌の竹林強化部長も特別強化指定の申請中であることを明言していたが、国見の復活Vを懸けて臨む選手権予選まで可能な限り札幌に帯同して成長を目指すプランだ。  札幌、国見の大きな期待を背負ってプロ入りする中島は同世代のライバルについて問われ、「今言うと笑われるかもしれませんが、今の自分と同年代で活躍している選手と言ったら、ドルトムントの(アーリング・)ホーランドとかが凄いと思います。自分はそこをライバルと意識しているので、追い越してもっと上にいけるように頑張りたい」とコメント。もちろん、現在の力で結果が出るとは考えていない。プロの練習、日常の中で課題を改善し、自分の速さ、高さをより活かせる選手になること。そしてザルツブルク、ドルトムントでゴールを量産した20歳FWのように、衝撃的な活躍をしてのけて「中島大嘉」の名を国内、世界へと轟かせる。

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